【JP Novel】○○しないと出られない部屋に閉じ込められた龍と虎ベテランおっさんヒーロー二人が徐々にヴィラン好みの雄豚戦闘員へと染められていく話
「ふむ、どうやら見事に閉じ込められてしまったようじゃな」
天井と床、四方を謎の黒い材質に覆われた正四角形の部屋。異能力で炎を纏い全力で攻撃したその壁が無傷な様を見て、壮年の龍人はそう口に出した。
壮年の龍人の名はドラゴブレイズ。最強に名を連ねる大ベテランのヒーローだ。
龍人特有の強面で、肉付いた顎には立派な髭を蓄えている。それに加え、ヴィランとの戦いのせいか左目には傷跡が残っており、ベテランと呼ばれるに相応しい貫禄を醸し出していた。
その大きな身体には深い赤色と白を基調にしたヒーロースウツを纏い、白のグローブ、ブーツ、マントを着けている。丸太のような四肢はヒーロースウツの下からでも分かるほど筋肉が浮き上がっており、堂々とした立ち振る舞いからも数々の死線を潜り抜けてきた事が伺える。しかし歳のせいか腹は弧を描くように膨らんでおり、両胸も二つの小山のようにスウツを張ってしまっていた。
「……」
ドラゴブレイズは思案するように目を瞑り腕を組んだ。スウツを押し上げる大きな尻の上から伸びる野太い尻尾がゆっくりと揺れ、マントをたなびかせる。そして──。
「わっはっは! してやられてしまったな、グロウムタイガーよ!」
腰に手を当てると、先程までの緊張感のある雰囲気とは打って変わって、ドラゴブレイズは大口を開けて豪快に笑うのだった。
ドラゴブレイズの男臭い笑顔を向けられた先。黒と黄色を基調にしたヒーロースウツを見に纏った虎獣人──グロウムタイガーは額に手を当てると、溜息を吐きながら口を開く。
「笑い事ではないんだがな……」
今より1時間程前。街を大勢のヴィランが襲撃する事件が起こった。
数々のヒーローが出動したが、ヴィランの数に対して人手が足りない。そんな中、要警戒ヴィランであるコラプトボアも街に現れたのだ。
コラプトボアの異能力の詳細は不明だが、数々の獣人を戦闘員として従えた組織を構成し、その勢力を拡大させていた。多くの配下の戦闘員達からなる技術力、戦力は数体の強力なヴィランの脅威を優に超えており、コラプトボアとその率いる組織は全ヴィランの中で今最も脅威とされているのだった。
それに対抗すべく、ベテランヒーローであるドラゴブレイズとグロウムタイガーに要請がかかり、街を襲うヴィラン達と応戦しながらも二人してコラプトボアの元に集った。
ベテランヒーロー二人が合わさった力は規格外で、あっという間に戦闘員達を蹴散らし、あのコラプトボアにも攻撃が届くと思われた。しかしその瞬間、二人を激しい光が包み込んだ。
それは見慣れたコラプトボア達組織がワープする際に放たれる光。
視界が元に戻ると、ドラゴブレイズとグロウムタイガーはこの部屋に閉じ込められていたのだった。
「問題はこの部屋を構成する床や壁、天井の材質だな。ワシの雷の異能力、そしてドラゴブレイズ、お前の炎の異能力に対して異常な防御力を持っている」
「うむ。とんでもない技術力を持っているとは聞いていたが、まさかこれ程とはのう」
「ああ……しかしこれ程強力な防壁、そう簡単に造る事はできないはずだ。ワシ等二人を狙い撃ちにして造った代物か──先程の戦闘で似たような技術が使われていない事を考えると、量産や持ち運びは難しい物だと考えたいが……あまり楽観的には考えない方が良さそうだ」
ドラゴブレイズの言葉を受け、グロウムタイガーは眉間に皺を寄せながら思案する。元々強面な為か、そうする事でより一層近寄り難い雰囲気が生まれる。
強面な外見に反して親しみやすい性格のドラゴブレイズと違い、グロウムタイガーは見た目そのまま寡黙で堅物な性格をしていた。
体格はドラゴブレイズと同程度。歳のせいか胸や腹は多少肉付いて張ってしまっているが、その大きな肉体を支える丸太のような両足の太腿、脹脛はパンパンに膨れ上がっている。
腰に手を当てる特段力の入っていない腕と、顎に手を添えるために持ち上げられた腕。日常的な仕草でもその野太い両腕にうっすらと浮かび上がる筋肉が熟練ヒーロー──そして雄としての逞しさをアピールしていた。
「今思えば街を襲撃した大勢のヴィランをけしかけたのもコラプトボアなのだろう……どちらにせよヒーローの力を封じる技術をコラプトボアが持っているのは大きな驚異。街の防衛に当たっていたヒーロー達の安否もわからない以上──」
「早くここから脱してコラプトボアを叩かねばならない、ということじゃな?」
「そういう事だ」
ニヤリと男臭い笑みを浮かべるドラゴブレイズに対して、グロウムタイガーは厄介な事になったと眉間に指を当て、溜息混じりに答える。
窓も家具もない無機質な部屋に閉じ込められ、異能力も封じられている。そんな危機的状況から脱する為、二人が思考を巡らせようとするその時の事だった。
『ガッハッハ! 俺様の城へようこそ、ベテランヒーロー諸君』
頭上の何も無い空間に突然映像が浮かび上がった。そこに映し出された中年の猪獣人から耳に残る不快な濁声が放たれる。
善良な市民達にとって恐怖の象徴であり、ヒーローにとって倒さねばならないヴィラン──不敵な笑みを浮かべ二人を見下ろす猪獣人の名は。
「貴様は……!」
「コラプトボア!」
二人のヒーローはモニターに映るコラプトボアを睨め付け、臨戦態勢に入った。
『ガッハッハ! そうだ。この俺様こそこの組織の主──いずれこの世の全てを統べる事になる悪のカリスマ、コラプトボア様だ』
濁声の芝居掛かった台詞を吐きながら、コラプトボアは大きな二本の牙を蓄えた口を歪めた。
モニターに映る猪獣人は豪華に装飾された椅子にふんぞり返るように座っており、頬杖を付いて二人のヒーローを見下している。その肉体はベテランヒーロー二人のそれと比べて全く洗練されておらず、筋肉こそあるであろうがその全てを脂肪に覆われてしまっている肥満体だ。
手下の戦闘員に全てを任せ、労働や運動とは無縁の不摂生な生活をしているであろう事が簡単に見てとれる。
身体は紫がかった黒の全身タイツに覆われており、黒のグローブとブーツにビキニパンツ、そして黒のマントを身に着けていた。これはいつもコラプトボアが着ている彼の正装だった。
『早速だがテメェ等には俺様の考案したゲームに付き合ってもらう』
先程まで交戦状態であったヴィランから放たれた三文字の単語に、グロウムタイガーは訝しげな声を上げる。
「ゲームだと?」
『そうだ。テメェ等を閉じ込めた部屋にはルールが設定されている。それをクリアすればテメェ等は晴れてその場から解放されるっつう単純なゲームだ』
ニヤニヤと愉快そうな笑みを浮かべながら、全身タイツの中年の猪獣人はそう言ってのけた。
「ほほう、儂等を捕らえてやる事がそんな事とは舐められたもんじゃな」
大方ろくでもないゲームなのだろうが、ドラゴブレイズの言葉も尤もだと言える。
ドラゴブレイズとグロウムタイガーはベテランヒーローの中で最強と言っても過言ではない実力を持っている。コラプトボアにとって最も驚異であるその二人を出し抜きこうして捕らえる事ができたのなら、今すぐ二人を始末するべきだろう。
『ガハハ! まあいいじゃねえか。俺の用意したゲームを楽しんでくれや♡』
「……」
コラプトボアの言葉にグロウムタイガーは思考を巡らせる。
二人を始末できるならばするはずだ。二人のヒーローを倒せる程の戦力はなく、異能力を封じる部屋が技術力の限界で、閉じ込めて時間稼ぎするのが目的か。もしくは行われるゲームとやらに二人を倒す以上の意味、メリットがあるのか。はたまたその両方か。
(どちらにせよ、脱出する手段が見当たらない以上コラプトボアに話を合わせるのが吉か……)
グロウムタイガーが視線を横に向けると、ドラゴブレイズと目が合った。
目を細め好戦的な笑みを浮かべるドラゴブレイズを見て、全く同じ意見を持っているのだろうと確信する。
グロウムタイガーはコクリと頷くと、コラプトボアに向かって口を開いた。
「いいだろう。そのゲームとやらに付き合ってやる」
それを受けたコラプトボアを上げると、ガハガハと下品な笑い声を上げる。
『誘いに乗ってくれて嬉しい限りだ♡』
そう言って邪悪な笑みを二人に向けると、再度口を開くのだった。
『頼むから簡単に堕ちるんじゃねえぞォ♡ それじゃあ……スタートだ♡』
その言葉を最後に、コラプトボアの映った映像が消えた。
「良かったのか? グロウムタイガーよ」
「そんな事を言って、ワシがああ言わなかったらお前が奴の挑戦を受けていただろう」
「わはは! わかっておるではないか! それに、奴のゲーム全てに付き合ってやる必要はない……そうじゃろう?」
「ああ……。ワシ達の最優先事項は手段を問わずにできるだけ早くこの場を脱出し、市民達や他のヒーローの安否を確認する事だからな」
それを聞いたドラゴブレイズは大口を上げて笑い声を上げた後、その表情は好戦的な笑みへと変わり胸の前で左右の拳をぶつけた。
「うむ! それまでにあのコラプトボアに、どんな手段を使おうと儂等ヒーローは屈することはないのだと証明してやろう」
その瞬間、先程までコラプトボアの姿が映っていた宙に突然文字が浮かび上がった。
「む、これがルールか?」
それを見て、臨戦態勢に入っていたドラゴブレイズが気の抜けた声を上げる。
そこに書かれていたのは〝支給された雄豚戦闘員タイツに着替える〟という文字だった。
見れば、二人の足元にはいつの間にか漆黒の布地──全身タイツが折り畳まれて置かれていた。
「う〜む、ゲームとはどんなモノかと思いきや」
「……悪趣味だな」
グロウムタイガーが眉間に皺を寄せ、タイツを拾い上げる。
そのタイツは、コラプトボアの手下である戦闘員達が身に付ける物と全く同じものであった。
コラプトボア率いる雄豚戦闘員の特徴として、皆が例外なく相撲取りのように肥え太っているというものがあった。
そしてコラプトボアの趣味なのか、その体型を誇示させるかのように、ぴっちりとした黒い全身タイツに黒のグローブ、そしてブーツを着用させていた。更に悪趣味な事に、どんな獣人でも豚鼻になるよう豚鼻付きのマスクを被らせてるのだが──どうやらこの場にあるのは全身タイツだけのようだった。
「儂等が手下と同じ格好になる所を見てほくそ笑んでおるんじゃろうが、こんな事で弱るほど〝やわ〟な精神はしとらんわ!」
ドラゴブレイズは大口を開けて笑うと、片足ずつ持ち上げながら豪快にヒーロースーツを脱いでいく。それを見たグロウムタイガーはため息を吐きながらも、ドラゴブレイズに習ってスウツを脱いでいくのだった。
「しかしこうしてみると太ったもんじゃな、グロウムタイガーよ! そんな身体じゃ後輩に示しが付かんじゃろう!」
「そんな台詞は鏡に映った自分の姿を見てから言うんだな、ドラゴブレイズ」
互いにヒーロースーツを脱ぎ終わった時。こんな状況なのにも関わらず呑気な事を言うドラゴブレイズに、グロウムタイガーは呆れ混じりに口を開いた。
コラプトボアにも監視されているのだろうが、大の大人が今更恥ずかしがるような事も無いのだろう。二人は片手に黒の全身タイツを持ちながら、生まれたままの姿を堂々と晒け出していた。
ヒーロースーツに抑えつけられていたのか、二人共腕や足に筋肉こそ浮かび上がっているものの、その胸と腹は先程よりも大きく膨らみその肉の量を主張しているように見える。そうとは
言っても、コラプトボア率いる戦闘員ほどの肥満体型ではないのだが。
グロウムタイガーのまんまるでんと突き出た腹の下は、虎獣人特有の縞模様と同色の陰毛が茂りふてぶてしい赤黒いちんぽがぶら下がっていた。平均よりはかなり太く、しかし少し短いであろう極太のちんぽの下には、これまた大きい玉袋がぶら下がっている。生真面目な性格だが、このサイズを見るに全盛期は昂る性欲の処理に一苦労したのだろうと予想できた。
一方ドラゴブレイズには体毛が生えておらず、それどころかちんぽや玉袋も存在していなかった。代わりにあるのは龍人族特有のスリット。大きな腹の下、つるつるとしたデルタゾーンにあるこの隙間の中にドラゴブレイズの太竿が収納されているのだ。
軽口を終えると、二人が戦闘員タイツのネック部分に両手を入れる。そのまま開くように力を入れると、想像以上に穴が伸び広がった。二人の体格に対してタイツが小さく見えたのだが、この伸縮性なら問題なく着れそうだ。
二人は片足を持ち上げると、その巨体を支える為軸となった片足の太腿、そして脹脛がむっちりと膨れ上がる。そのままネック部分に足を通すと、サイズの小さいタイツが吸い付くようにその太足に張り付いていく。
(む……ッ)
グロウムタイガーは少し冷やりとしたその布地の感触に、何処か心地良さを覚えてしまう。しかしそんな事を考えている場合ではないと頭を振ると、もう片方の足もタイツに通していく。すると、中身を得たもう片方のタイツもベテランヒーローの熟練の足の形にむっちりと膨れ上がるのだった。
股間の下あたりまで覆ったネック部分を掴む。見た目だけで見ればこのまま上げても腹でつかえてしまいそうだが、この伸縮性を考えればその心配も無いのだろう。手下の証であるタイツに身を包む不快感を露わにしながらも、二人は胸の下辺りまで一気にタイツを引き上げた──その瞬間。
「ぬおお……ッ!?」
突如全身を襲う味わったことの無い感触に、ドラゴブレイズはたまらず声を上げてしまう。
全身タイツがまるで意志を持つ生き物かのように、二人の身体の隅々まで吸い付くように張り付いたのだ。
「な、何じゃこのタイツは」
「むう……」
見れば、尻の谷間や腹肉と土手肉の間にある隙間が判別できる程にまで張り付いている。グロウムタイガーは玉袋や竿の形まで丸分かり。ドラゴブレイズはスリットの中にまで吸い付き、タイツ越しにスリットが浮かび上がってしまっている。
想定外の着心地に顔を顰めながらも、二人のヒーローは全身タイツに両腕も通していく。
マントをたなびかせ、深い赤と白、黒と黄色を貴重にしたヒーロースーツに身を包んでいた二人はもういない。ベテランヒーロー二人は、足先から首元までコラプトボアの手下の証である漆黒に染め上げられてしまっていた。
「……ルールとやらはこれで達成したはずだが」
少し熱の籠った息を吐きながら、グロウムタイガーはそう口を開いた。腰に両手を当て堂々としているが、ボディラインを強調する厭らしい姿にやはり恥ずかしさがあるのか、顔を顰めながらも少し頬を紅潮させている。
「そうじゃのう。これで出口の扉が開かなければ、こんな衣装今すぐ脱ぎ捨ててやるわい」
ドラゴブレイズもスリットに吸い付くタイツの感触が気になっているのか、先程の余裕はなく、尻の上から生えた尻尾をゆらゆらと揺らし落ち着かない様子だ。
すると、二人の見ていた方向の壁が開き通路が出現した。
「……やけにあっさり開いたもんじゃ」
「ああ……だがルールとやら以外に何が仕掛けられているかわからん。警戒しながら進むぞ」
グロウムタイガーの言葉にドラゴブレイズは頷くと、二人はゆっくりと通路にの先に向かって歩を進め始めた。
その間もタイツに覆われた太腿同士がスリスリと擦れる。スリットやちんぽ、尻の隙間に張り付く全身タイツの感触──その心地をとある感情に結びつけないように、二人は通路の先へと意識を向け続けるのだった。
*****
「む? ここは……」
「やはりそう簡単にはいかないようだな」
通路を抜けた先、辿り着いたのは先程と全く同じ部屋だった。違うのは宙に浮かび上がった文字が〝ゴムラバードールの行動に抵抗せず耐える〟であるという点だ。
「むぅんッ!!」
しかしドラゴブレイズはその文言を無視し、迷いなく右腕に炎を纏い壁を殴りつける。轟音と共に炎が吹き荒れ、凄まじい熱気がグロウムタイガーまで届く。しかし。
「全く、流石の儂もちっとばかし自信を失くしてしまうぞ?」
やはりドラゴブレイズの攻撃を受けた壁は無傷。先程の部屋と同様完全に異能力を封じられてしまっていた。
『無駄だ。俺様の技術力の前じゃどんな抵抗も無意味。テメェ等は大人しくルールに従うしかねぇのさ、ベテランヒーロー諸君』
部屋に響くコラプトボアの声。しかし、先程のようにコラプトボアの映像は映し出されていない。その代わりに、いつの間にか目の前に二体のコラプトボア──否、コラプトボアの姿を模したゴムラバードールが立っていた。どうやら声はこのゴムラバードールから流れているようだ。
「また変なものを造りおって……。だがコラプトボアよ、何をしようが儂達ヒーローは貴様のような悪には決して屈さんぞ!」
「ドラゴブレイズの言う通りだ。どんな拷問をワシ等が敗北を宣言する事は無い」
文言には抵抗せずとあった為、二人は仁王立ちしたままコラプトボア型ゴムラバードールの動向を見守る。しかし、致命傷を与えようとする急所への攻撃となれば話は変わる。最悪の展開だけは回避しようと細心の注意を払いつつ、二人はラバードールの動きに意識を集中させる。すると。
「ぬうッ!?」
「ウオッ!?」
突然の事だった。感情などないはずのラバードールがニヤリと下品な笑みを浮かべると、腕を後ろに伸ばし二人の尻を鷲掴みにしたのだ。
「ぐ……ッ」
ここでラバードールに意識を集中させた事が仇となってしまう。スリスリと擦れるタイツの感触で元々敏感になってしまっていた二人はつい悩ましげな声を漏らしてしまったのだ。
『ほう、これがベテランヒーローの尻の触り心地か♡ 柔らかいが弾力もあって揉み甲斐があるじゃねえか♡ だが、随分デカい尻をしてやがるな……♡ ヒーローを名乗るならもう少し痩せた方が良いんじゃねえか?』
「貴様……ッ!」
グロウムタイガーが拳を上げラバードールに攻撃しようとする。しかし、この部屋のルールである〝抵抗せず〟という文言を思い出し、既の所で動きを止めた。
『ガハハ! お利口じゃねえか♡ こうして触り心地を堪能する為にこのゴムラバードールとは感覚を共有してるからな♡ あんまりお痛はしないでくれよ?』
その情報を聞いてより一層痛い目に合わせたくなるが、そんな事をしても状況は悪くなる一方だろう。グロウムタイガーは歯を食いしばりながらも、ラバードールによるセクハラを耐えていく。
「わはは……ッ! しかしお主にこんな趣味があったとはのう。それともワシ等への嫌がらせのつもりか? どちらにせよ、今回のルールも簡単に達成できそうで何よりじゃ……ッ」
ドラゴブレイズが挑戦的な男臭い笑みを浮かべゴムラバードールを見下ろす。それを受けたラバードールは、心底愉快そうに口の端を歪めた。
『おお、強がるねぇ♡ やめてくれよ、そんな姿見せられたらもっとアガっちまうじゃねえか♡』
「うお゛ォ……ッ」
ラバードールの艶のある太い指が、ドラゴブレイズのタイツに浮かび上がった乳首を抓り上げた。それと同時に尻の谷間に指を食い込ませられたドラゴブレイズは、たまらず情けない声を漏らしてしまう。
『お? 何だこの乳首は?♡ どんどん硬くなってくじゃねえか♡』
「ぐ、う……ッ! お゛ッ♡」
中指で尻の谷間をなぞりながら、ゆっくりと手を手前に移動させる。そして伸ばした親指をつぷ♡ とドラゴブレイズの浮かび上がったスリットに触れさせると、尻の谷間と同時に上下にスリ♡ スリ♡ と擦り始めた。
「ぐ、い゛ィ……ッ♡」
再び情けない声漏らしてしまわないよう、ドラゴブレイズは歯を食いしばって耐える。しかし、コラプトボアの嫌に手慣れた手付きは熟練の龍人ヒーローの肉体を確実に快楽に誘っていく。スリスリ♡ スリスリ♡ と尻の谷間、スリット、乳首を擦る度に、乳首はピンと勃ち足はガクガクと震え無様にガニ股になっていってしまう。
「ぬう゛、う゛……ッ♡」
ドラゴブレイズが責め立てられている間、グロウムタイガーも同様にラバードールに身体を弄ばれていた。左乳首を舌でゾリゾリと舐め上げられながら、太い尻尾の付け根を扱くような手付きで撫でられている。左手では指先でゆっくりと玉裏をなぞっていたかと思いきや、おもむろに揉み始める。竿には触れず重点的に刺激を与えられているせいで、タイツに覆われた玉袋が蠢いてしまっていた。
『ガハハ! 気持ち良いだろ? テメェ等もヒーローである以前に一匹の雄なんだ♡ 欲望に身を任せてちんぽをおっ勃たせても良いんだぜ?♡』
「そんな下品な真似、ヒーローである儂らがするはずがないじゃろう……ッ! お゛オ゛ぉ♡」
乳首を、胸を、腹を、尻を、スリットを、ちんぽを、太腿を弄ばれながらもベテランヒーローは必死に耐える。
腰に当てられた両手の指がピクピクと震える。ラバードールを睨め付けながらも、鼻息はフンフンと荒くなっていく。ガニ股になってしまい、そのせいで更にタイツが食い込んでしまうが、それを防ぐ手段は二人にはなく情けなく両足を震わせるだけだ。
勃起こそしてはいないものの、市民達や後輩には見せることはできない醜態を二人は晒してしまっていた。
『さて、ここら辺で勘弁してやるか♡』
ラバードールは舐っていた乳首から舌を離し、息を荒らげる二人の壮年のヒーローの顔を見上げた。その舌の先からはローションのような液体が透明な橋を作っており、タイツに覆われた二人の乳首をぬらぬらと照らしていた。
「ふうッ♡ ふ……ッ♡」
「……ッ♡」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーは肩で息をしながらも、最後まで勃起せず持ち堪えた。その様子を見たラバードールは満足気に笑うと、後ろに振り返り壁に向かって歩き始めた。
『まだゲームは始まったばかりだからな……もっと俺様を楽しませてくれよ♡ ヒーロー諸君♡』
そうして壁に背を付けると、壁にラバードール型の穴が開き、その中に収納されている消えてしまった。それと同時に、先程の部屋と同様次の部屋に繋がる通路が開かれた。
「……まさかこんな手を使ってくるとはのう。流石の儂もびっくりじゃわい」
「コラプトボアめ。想像以上に下烈で低俗な男だ。ここから脱出したらたっぷりとお灸を据えてやらねばならんな」
多少の気まずさを抱えながらも、黒の全身タイツを着込んだ二人のヒーローは通路の先へと進んでいくのだった。
*****
〝一時間以内に用意された料理を食べ切る。残り時間60:00〟
次に訪れた部屋は今までのような殺風景な部屋ではなく、テーブルと丸椅子が用意された食堂のようになっていた。
先程までと違い、随分悪意の感じないルールに拍子抜けしてしまうが、ただ単に腹拵えができるとは二人とも思ってはいない。
「毒入りか、まともに料理とは言えない何かが出てくるか……」
「しかし、確かに腹が減っているのは事実じゃ」
そう言いながら椅子には座らずテーブルの前に立つ。どちらにせよ、ルールを守らねばここから脱出する事は出来ないのだ。
「「「イ゛ィーーッ!!!」」」
すると、低く濁った奇声と共に、左右の壁が開き中から黒のグローブにブーツ、豚鼻マスクを着けた全身タイツの男──コラプトボアの手下である雄豚戦闘員達が出てきた。彼等は皆手に料理が盛り付けられた皿を持っており、フゴフゴと鼻を鳴らし、ゆっさゆっさと肥え膨らんだ腹を揺らしこちらに歩いてくる。
「コラプトボアの戦闘員達か」
「どうするグロウムタイガー? こやつらから脱出の手段を聞き出すか?」
「いや、ここまで徹底して対策をしている相手だ。儂達の前に出すような末端の構成員にそんな情報は教えていないだろう」
「それもそうか……。しかし、戦う事もできず向こうの言いなりになるだけだというのは歯痒いのう」
そんな事を話していると、あっという間にテーブルに料理が並べられた。仕事を全うした戦闘員達が左右の壁の中へと帰っていく。左右の壁の先がどうなっているかは気になるが、何が起こるかわからない以上下手に動くのは得策ではないだろう。
「む、これは……」
ドラゴブレイズが声を漏らす。それに釣られてテーブルの上の料理に目を向けると、グロウムタイガーもついゴクリと喉を鳴らしてしまった。並べられた量こそ多いものの、どれも良い匂いのする美味しそうな料理だったからだ。
ドラゴブレイズは丸椅子に座らずに立ったまま蓮華を手に取る。そして、手近にあった大盛りの炒飯を掬い上げる。躊躇いもなく豪快に食らいつくと、目を見開いて驚いた。
「う、美味い……! 何じゃこの味は! 今まで食べた炒飯の中で一番美味しいと言っても過言ではないぞ!」
「……まさかこんなまともな料理が出てくるとはな。毒入りである可能性は否定できないが……どちらにせよ、食べる他あるまい」
グロウムタイガーが宙に浮かび上がった文言に目を移すと、残り時間は58:34と表示されていた。並べられている料理の量はざっと見て数十人分はある。体格の大きい二人は大食らいな方だが、それでもこの時間内に食べ切るのは至難の業だ。
調理された骨付きチキンを手に取って喰らい付く。すると、グロウムタイガーもドラゴブレイズと同様に目を見開いた。
「おお、確かにこれは美味いな……」
思わずかぶりつき、あっという間に一つ食べ切ってしまう。見れば、ドラゴブレイズも既に炒飯を食べ終え次の料理に手を出し始めていた。
それから、二人は無我夢中で並べられた料理を食べ進めた。そして残り時間が一分を切った頃、食べ切るのは至難の業だと思っていた数十人分の料理を完食してしまったのだった。
「う……げふッ、も、もう腹一杯じゃ」
「あ、ああ。しかし、まさかこんな場所でこれ程美味な料理が食べられるとはな」
食べ過ぎで大きく膨れ上がった腹を撫でながら、空になった皿を二人は見渡した。少々苦しいが、タイツの伸縮性のお陰が締め付けなどは感じなかった。
(しかし、何だこの違和感は……)
満腹になったグロウムタイガーは、腹だけではなく何故か股座のタマも張っているような違和感を覚えていた。それは吸着するタイツのせいか、それとも……。
「グロウムタイガー、見ろ」
「次の部屋に続く通路が開いたな……」
ドラゴブレイズの言葉に、次の部屋へ続く通路が開かれている事に気付く。
しかしそう言いながらも、何十人分の料理を平らげた二人の脳内には休憩の二文字が浮かび上がっていた。
ついグロウムタイガーが丸椅子に手を付けると、思いの外丈夫な構造になっていると気が付いた。元々の体格に鍛え上げた筋肉。そして満腹になるまで食べた事によってかなり重くなった全体重を乗せてもビクともしない。
しかし、ここは敵の作った建造物の中。外の状況も分からず一般市民や後輩ヒーロー達の安否も分からない中、休憩する選択肢など二人のベテランヒーローにはない。グロウムタイガーは頭を左右に振ると、のっしのっしと重くなった身体を支えながら、ドラゴブレイズと共に次の部屋を目指すのだった。
*****
「ふう、ふう……」
「ここは……」
息を荒らげながら次の部屋に辿り着いた二人が見たのは宙に書かれた〝30分休憩する〟という文字だった。部屋の中心にはご丁寧にアームレスト付きの椅子が向かい合うようにして設置されていた。
「しかし奴は何を考えている? 奴の言っていたゲーム……てっきり拷問でも行われるのかと思っていたんだが……」
「ふうむ、儂にもわからんのう。しかし、休憩させてもらえるというのならそうさせてもらおうではないか」
「そうだな……腹も苦しかった所だ。時間の浪費は痛いが、30分の休憩は大きいだろう」
そう言ってそれぞれ椅子に腰掛ける。ずしり、と全体重を預けると身体がリラックスするのがわかった。その時。
「むッ!?」
「ぐッ!?」
突然椅子からアームが伸び、二人の手足を椅子に縛り付けるように拘束した。それに続いて頭上からバイザーのような物が現れると、驚き抜け出そうとする二人の視界を覆ってしまう。
すると、間髪入れずバイザーが怪しげな光を発し始めた。
「コラプトボアめ、また妙な物を……ッ!」
「ドラゴブレイズ! 光を見るな! ルールには休憩するとだけ書かれている! 今すぐ拘束を破り、このバイザーを──」
そこまで言ってグロウムタイガーは言葉を止めた。怪しげな光に意識を持っていかれてしまったのだ。
波打つように動く光が、グロウムタイガーの意識を絡め取っていく。絡め取り、侵食し、少しずつ光の中へと意識を取り込んでいく。
「ぐ、う……♡」
波打つ光から目を離せなくなる。そして、その先で光とは別の何かが蠢いている事に気が付いた。それは。
(これは……戦闘員か? ぐ……ッ、こんな物……)
光の中で戦闘員達は皆豚鼻マスク越しにフゴフゴと鼻を鳴らしながら、淫らに絡み合っていた。
肉厚な身体同士を密着させ、スリスリとタイツ越しに手を、足を、股間を擦り合わせている。
(わ、ワシにこんな物を見る趣味は……ッ♡)
グロウムタイガーが心の内で否定しようと、その光景に目が釘付けになってしまう。身体の力が抜け、全神経をその映像を見ることに集中させてしまう。
絡み合う戦闘員達は皆幸せそうに鳴き、タイツに覆われたちんぽを勃起させていた。グロウムタイガーはそんな醜くむさ苦しい姿を魅力的だと感じてしまう。
「ぐ、う……♡」
戦闘員達の中心にはコラプトボアの姿があった。丸々と肥え太った、二人のヒーローに比べて全く洗練されていないだらしのない肉体。善良な一般市民を操り、恐怖を与える醜悪な猪獣人の男。憎むべきヴィラン──そのはずだというのに、そのコラプトボアでさえも魅力的に感じ始めてしまう。
貫禄のある大きな胸と腹、手慣れた動きで戦闘員を快楽へと誘う太い指。戦闘員を踏みつけにする野太い足は、手下を束ねる悪のカリスマ、支配者としての証。その全てに惹き付けられ、それに支配される戦闘員が羨ましいと思ってしまう。
「お゛、お゛……ッ♡」
ビクンッ♡ とグロウムタイガーの身体が跳ねる。気が付けば、最早何の抵抗もなくバイザーから映し出される映像に見入ってしまっていた。それはドラゴブレイズも同様であった。
*****
「ぬお゛……ッ♡ ……♡」
残り時間が0:00になった瞬間、二人のバイザーと手足の拘束は外された。暫く放心状態だったが、何とか足腰に力を入れ立ち上がる。
「ドラゴブレイズ、無事か……」
「おお……大丈夫じゃ。お主こそ、今の映像を見ておかしくなってはおらんじゃろうな」
「ああ、問題ない。ワシ等はヒーローであり、コラプトボアは倒すべき敵。それに変わりは無い」
「そうか、なら一安心──」
立ち上がりながら、先程の光と映像による悪影響がないか互いに確認する。そうして、双方に問題は無い、と思っていたのだが。
「な、何だドラゴブレイズ。ワシに何か異常でもあったか?」
何やらドラゴブレイズが、いつもと違う様子でグロウムタイガーを見つめている事に気付いた。
グロウムタイガーの言葉にドラゴブレイズはハッとした表情になると、気まずそうに視線を逸らすのだった。
「い、いや、すまんな。何でもない」
そう言って出口の方に視線を向けるドラゴブレイズの姿に、今度はグロウムタイガーが目を惹き付けられてしまう。
男らしく蓄えた顎髭。鍛えられ浮かび上がった筋肉。先程あれ程の量の料理を平らげたからか、その肉厚な身体も心做しか一回り大きくなったように見える。
(今まで気付かなかったが、ドラゴブレイズの奴、こんなにも逞しく雄臭い身体をしていたのか)
ドラゴブレイズの身体を見ていると、自然と息が荒くなるのがわかる。タイツに覆われた壮年の雄の肉体。土手肉の下に浮かび上がるスリット中身は、長い付き合いであるグロウムタイガーも見た事が無かった。あの中には肉の間で熟成された立派な雄竿が眠っているはずだ。それはどんな形でどんな匂いなのだろうか。そこまで思いを馳せた所で、グロウムタイガーは自分の思考を疑った。
(わ、ワシは何を考えているのだ! ワシに男をそう言う目で見る趣味は……)
そこで、謎の光に対する抵抗で体力を消耗したのか、ドラゴブレイズが汗をかいている事に気付く。ほのかに漂ってくる雄の汗の匂い。その先に感じる汗とはまた別の匂いは、ドラゴブレイズの本来の体臭だろうか。
それを嗅いでいると、鼻をヒクつかせもっと間近で匂いを取り込みたいと、今までなら思った事もない事を考えてしまう。
「グロウムタイガー?」
「……ッ!」
ドラゴブレイズに声を掛けられ、グロウムタイガーはようやく正気に戻った。
「すまない、ワシも少し呆けていた。……コラプトボアの奴め、想像以上に搦手で攻撃してくるようだな」
「うむ……そうじゃな。この程度で屈する儂等ではないが、油断せずに行くぞ」
そう言って通路の先を見据えると、二人は再び共に歩を進め始めた。しかし、互いに感じ始めた気まずさはやはり無くならないままであった。
*****
次に訪れた部屋は左側の壁全てが鏡張りになっていた。
そして宙に浮かんでいるのは〝 姿見の前でポージングを続ける〝という文字だった。
「ほほう、奴らとの筋肉自慢勝負といったところかのう。しかし、やはり儂等を舐めているんじゃないのか?」
そう言ったドラゴブレイズは足を肩幅まで開くと、両腕をくの字に曲げて上げる──フロントバイセップスの姿勢をとった。
「ぬぅんッ! 見よ! この鍛え上げた儂の筋肉! 少々歳かもしれんがまだまだ現役じゃあ!」
「ワシも負けていられんな。後輩達に示しが付くよう、ワシも常々鍛えているのだ……ムゥンッ!」
続けてグロウムタイガー太腿に力を入れてガニ股になると、両腕をくの字に曲げて下げる──フロントラットスプレッドの姿勢をとった。
数々の死線を潜り抜けながら鍛えていると言うだけあって、浮かび上がる筋肉は見事な物だ。戦闘員タイツの薄さや吸着性も相まって、タイツ越しでも腕や足に筋肉が綺麗に浮かび上がってるのがわかる。しかし……。
「ふうぅ……ッ♡ どうじゃ、男らしいじゃろうッ♡」
「中々だな……ッ♡ しかしワシも……ッ♡ フンッ♡」
二人の様子は何処かおかしかった。鏡の前に立った壮年の男共が、竿やスリット、尻の形が浮き出るぴっちり全身タイツを着てポージングする。その何処か変態的な行動、光景に何の違和感を抱いている様子もないのだ。
そして先程の映像を見て以降、手段を問わずこの場から脱出する、という意識から二人の中から抜け落ちている事に気付いていなかった。
最早ルールを守っていれば脱出できると信じて疑わず、そうする事が脱出の為の最も最善な近道だと思い込んでいるのだ。
「グロウムタイガー……ッ♡ 先は太っていると言ったが、中々どうしてその肉付きも男らしいではないか……ッ♡」
「ドラゴブレイズ……ッ♡ お前も中々雄臭い身体付きをしている……ッ♡ やはりワシと肩を並べる男なだけはあるな……ッ♡」
見れば、ポージングを続ける二人を写す鏡からも先程の怪しい光が漏れ出している。しかし、今度の二人はそれに気付いている様子はない。鼻息を荒らげながら、互いの肉体に、そして己の男らしい身体に視線が釘付けになってしまっている。
光に、鏡に映る成熟した雄の肉体に目が惹かれていく。
グロウムタイガーのタイツに覆われた太竿がピクンッ♡ と跳ねる。そして、タイツを押し上げ硬さを宿していってしまう。
正義のヒーローとして淫らな姿は見せてはいけないと、先程までは勃起を耐えていたというのに、鏡の前で変態ポージングをしているだけちんぽがムクムクと反り勃っていってしまう。
(ま、待てッ♡ 何かがおかしいッ♡ ワシはこんな戦闘員のタイツを着てッ♡ 鏡の前でポージングして興奮する変態ではないはずだッ♡)
ここに来てようやく異常に気付くが、まるで何かに乗っ取られてしまったかのように身体の制御が効かない。
ググ……ッ♡ と両腕の筋肉に力が入る。それに釣られ、ビグッ♡ ビグッ♡ とゼンタイちんぽが激しく震えた。グロウムタイガーのちんぽは鏡越しに裏筋が見える程に直立し、その雄らしさをアピールしている。
(だというのに……ッ♡ ポージングが止まらんッ♡ ちんぽがビンビンフル勃起になってしまう゛うッ♡♡)
「ヌウゥンッ♡♡」
身体を捻り、胸の厚みをアピールするサイドチェストのポーズをとる。鏡から見て真横に伸びた勃起ちんぽは、先程の大食いで膨れた太鼓腹を持ち上げ無様に震えていた。
醜態を晒しているのはドラゴブレイズも同様だ。ムクムクと怒張したちんぽはスリットから飛び出し、グロウムタイガー同様真ん丸に膨れた腹を持ち上げている。
(ぐ……ッ♡ こんな辱めを……ッ♡ おお゛ッ♡)
顔を顰めながら、力こぶを見せて大股を開く。吸着力のあるタイツが尻の谷間に食い込み、その大口から濁声を漏らしてしまう。
「た、タイツが食い込むッ♡ ちんぽに、スリットに張り付いてしまうう゛ッ♡ ぬお゛♡
お゛♡ オ゛ぉうッ♡」
上半身はフロントバイセップスのポーズをしながら、下半身は大股開きのガニ股で、鏡に向かって間抜けに男の弱点を見せつけている。
「ま、待て……ッ♡ 何を、オ゛ッ♡ み、見よッ♡ コラプトボアよッ♡ これがベテランヒーロードラゴブレイズの筋肉ッ♡ そして、自慢の仮性包茎雄ちんぽじゃあッ♡」
何かに導かれるままに無様で変態的な決め台詞を決めると、ゾクゾクと全身に快感が走ってしまう。
ドラゴブレイズの言葉通り、スリットから伸びる仮性包茎のちんぽはビクビクと震えながらフル勃起し、老いて尚雄としての現役である事をアピールしていた。
「ほお゛……ッッ♡♡」
変態ポージングを決める度に、おほ顔を晒し雄の象徴から透明な汁を飛ばす。
通路が開くその時まで、鏡は怪しい光を放ち続け、変態ポージングを続ける二人のベテランヒーローの精神を歪ませていくのだった。
*****
辱めを受けながらも、何とか平静さを保ちドラゴブレイズとグロウムタイガーは次の部屋を訪れた。
そこで二人が見た物は〝互いの乳首を弄り続ける〟というルールだった。
「コラプトボアの奴め! 悪趣味な真似を続けおって……!」
多少の事なら笑い飛ばしてしまう豪快な性格のドラゴブレイズも、とうとう堪忍袋の緒が切れたのか怒りの滲んだ声を上げる。
最早痛みの伴う拷問などコラプトボアはする気がないのだと理解していた。ただこうして、二人のヒーローを辱め続けるつもりなのだと。
「しかしどちらにせよこの部屋でも、ルール通りに行動するしかあるまい」
「ぐ……ッ、そうじゃな。苛立っていても何も始まらん」
そう言ってドラゴブレイズとグロウムタイガーは向き合う。
「そうだ。ワシ達の最優先事項は、コラプトボアのゲームをクリアし一刻も早くこの場から脱出する事なのだからな」
「わかっておる……。では行くぞ、グロウムタイガー」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーの腕が互いに伸び、交差する。目標はタイツ越しにすっかりと浮いてしまった互いの両乳首だ。
自身の乳首を、ましてや他人の男の乳首を弄るなどという経験も趣味も二人にはない。だからと言って恐る恐る腫れ物を触るかのように触れても逆に気色が悪い。互いにそう思ったのか、躊躇う事無く互いの突起に触れると、人差し指と親指の腹で挟み込んだ。
「ん゛……ッ♡」
「くお゛……ッ♡」
胸の先端から背筋まで突き抜けるような快感に、二人の巨漢はビクリと身体を震わせる。そして浅い息を吐きながら、スリスリと指を動かし突起を擦り始めた。
「ぬう゛♡ ふ……ッ♡」
「へ、変な声を出すな……ッ♡」
「そ、それはお主もじゃ、グロウムタイガーッ♡」
萎えかけていた二人のちんぽが再び硬さを取り戻していく。徐々に膨張し、水平へと持ち上がり、そして──。
「くお゛ッ♡」
「ぬお゛ォッ♡」
あっという間に勃起し、皮に覆われていない露出した亀頭同士がぷちゅッ♡ とタイツ越しにキスをしてしまった。乳首とは違う直接的な性器への刺激に、二人のベテランヒーローは忽ち腰砕けになってしまう。
「ふうッ♡ フッ♡ フッ♡」
「ハッ♡ ハッ♡ ……ッ♡」
互いに呼吸が短く、浅く、荒くなっていく。相手の生暖かい鼻息が顔にかかり、思考に靄がかかっていく。
乳首からじんわりと広がる快感がもどかしいせいで、雄の本能がより強い快楽を求め自然と腰を動かしてしまう。
「うお゛ッ♡ こ、腰を動かすなぁッ♡」
「そ、それはお前もだと言っているだろうッ♡ ドラゴブレイズッ♡」
スリスリ♡ スリスリ♡ と。タイツを介し、指の腹と乳首が、ちんぽの亀頭同士が擦れ合う。擦れ合う事で先走りが泡立ち、粘ついた水温が部屋に響き渡り始める。
(き、気持ち良い……ッ♡ 戦闘員タイツが♡ 乳首を弄られるのが、男同士で乳首を弄りあってちんぽを擦り合わせるのがこんなに気持ち良いモノだったとは……ッ♡)
(だ、駄目じゃ……ッ♡ 腰が止まらんッ♡ 相棒のグロウムタイガーとッ♡ 男同士で乳首とちんぽ擦り合わせるだけでイってしまうッ♡♡)
グロウムタイガーとドラゴブレイズの目が合う。口を半開きにし、舌を垂らした浅ましく快楽を貪る雄の表情。同性同士の見苦しい表情であるはずだというのに、何故か互いに嫌悪感を覚えることはなかった。
「くお゛ォッ♡ そのイヤらしい触り方をやめろッ♡ でないと……ッ♡」
「お主こそッ♡ 同じところをすりすりすりすりッ♡ きっちり挟んで擦り続けおって♡ こ、このままでは……ッ♡」
互いの鼻息が大きくなっていく。腰の動きが大きくなり、まるで性行為をしているかのようにちんぽ同士を擦り合わせていく。
「い、イク……ッ♡ イッてしまうッ♡ 乳首もちんぽも止まらんッ♡ イ゛クッ♡ イクイクイクッ♡♡」
「儂もじゃ……ッ♡ タイツが擦れてッ♡ お゛ッ♡♡ イ゛クッ♡ イクイクイ゛……ッ♡♡ 〜〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡」
びゅるっ♡ びゅるるッ♡♡♡ びゅるるるるッ♡♡♡♡
「うお゛……ぉ……♡」
「……ッ♡」
久々に行う射精の快感で、強面二人の表情が惚けた。
勢い良く噴き出る精液は薄地のタイツを貫通し、互いの竿を、腹を白く汚していく。
精液を放出する度その大きな身体が連動してビクンッ♡ ビクンッ♡ と震える。
射精で敏感になった身体にタイツが張り付き、その快感で更に射精の勢いが増していってしまう。
「と、止まらん……ッ♡ 乳首がッ♡ ちんぽが擦れるぅ……ッ♡」
「何たる不覚……ッ♡ こんな格好で……敵陣でこんな醜態を晒すなぞ……ッ♡」
そんな事を言いながらも、スリスリとチンポ同士を擦り付け乳首を弄り合う変態行為は止めない。
ふと、壁から次の部屋への通路が開く音がした。しかし、それに気付いていないのか……それとも気づいていないフリをしているのか。
二人は余韻に浸るかのように、暫くの間黒ゼンタイに身を包んだ太ましい肉体を擦り合わせ続けていた。
*****
〝30分以内に用意された料理を食べ切る。残り時間30:00〟
次の部屋に訪れた二人は、宙に浮かんだルールを見て少し安堵の息を漏らした。
数々の死線を潜り抜け、肉体、精神面で成熟すれど、ドラゴンブレイズもグロウムタイガーも一人の男だ。先程のような醜態を晒さなくて良いというのはありがたいのだろう。
しかし、ヴィランに弱った部分を見せる訳にはいかない。二人のベテランヒーローは用意された椅子に大股でどっかりと座り込むと、戦闘員達の手によって料理が並べられるのを待った。
「先程よりも時間が短くなっている……急ぐぞ」
「う、うむ……」
料理が並べ終わると、宙に表示されたタイマーのカウントダウンが始まった。二人は食器を手に取ると、周りを気にせず黙々と食べ始めた。
「もぐ……ズズ……ッ」
「んぐ、ゴクッ……」
大口を開けて飯をかっ食らい、瞬く間に次の皿へ手を伸ばしていく。ご飯物、肉料理、魚料理にスープ物。
用意された──かつてないほど美味な料理を休み間も作らず口の中に入れていく。
すると、食べ続ける程元々膨らんでいた腹が更に大きく膨れて始めた。胃袋に大量に食べ物を入れているせいかと思いきや、現在進行形で四肢も太く丸く膨らんでいるように見える。
そして、大股を開いて座る二人の股座。ぴっちりとタイツに覆われた玉袋が、竿が、四肢と同様徐々に大きくなっていく。
「むぐ、もぐ、んぐ……ッ」
「ガツッ、んぐッ、ごくッ……」
身体が大きくなるに連れ食べるスピードも早くなっていく。一皿分の料理を平らげ、すぐさま次ノ料理に手を付ける。目の前の料理を食べながら、視線は次に食べる料理へと映っている。
いつの間にかその目は脱出の為にルールを守る真剣なヒーローの眼差しではなく、獲物を──食物を狙う獣の目になっていた。ルールに従い食べているのではなく、純粋に食欲を満たしているのだ。
現に二人の表情に、この大量の美味な料理達を食べられる事による恍惚の色が浮かんでいるように見える。
そして時間が過ぎ、タイマーが残り5分になった時。
「げふッ、これで終わりじゃな……」
ドラゴブレイズが大きく膨れた腹を撫でながらそう声を上げた。
「うむ。時間が短いからキツいかと思ったが、先程よりは量が少なかったか? 余裕を持って食べきることができたな」
そう言いながら、グロウムタイガーは少し物足りなさそうな表情を浮かべる。
しかし、並べられている空の皿の数は先程と同量、むしろ少し多い程だ。この量を少ないと思えてしまえるほど、二人は料理の虜になり、それに釣られて大食らいになってしまったのだ。
見れば食前に比べ二人の横幅は明らかに増え、脂肪越しに浮き上がっていた筋肉もほとんど見えなくなってしまっている。
二人を支えていた頑丈な椅子も、増量した体重に耐え切れずギシギシと悲鳴を上げ始めてしまっていた。
「よし、休憩も程々にそろそろ次の部屋に……ぐおッ♡」
立ち上がろうとしたグロウムタイガーが艶のある声を漏らす。見れば、肥大化し更に勃起してしまったちんぽが、テーブルの淵に当たってしまっていた。
「い、いつの間にこんな事に……♡ というか、竿もタマも少し大きくなっていないか……?♡」
訝しげにしながら己の竿に手を触れると、「うお゛ぉ……♡」とつい喘ぎ声を漏らしてしまう。
「ううむ……♡ 思い返してみれば、出された料理に精力の付く物が多かった気もするのう♡ もしかしたらそのせいかもしれんな……。儂もムスコもすっかり元気になってしまっておる♡」
ドラゴブレイズはそう言いながら腰に手を当て、ピクピクと己の太竿を動かしてアピールした。スリット式の為金玉は見えないが、ドラゴブレイズの黒タイツに覆われたちんぽも先程より太く大きくなっているように見える。
「う、うむ……♡ 確かに美味しい料理を振る舞うだけで毒も何も入っていないのは不自然だからな♡ コラプトボアめ……小癪な手を使う男だ♡」
だが、二人の変化は肉体だけに留まっていないように見えた。
以前のドラゴブレイズなら、いくら親しい戦友相手と言えど、勃起したちんぽをわざとらしく揺らしてアピールする事など──それも、それを敵陣の中で行うなどしなかったはずだ。そして、グロウムタイガーもそれに目が釘付けになり、ゴクリと生唾を飲み込んでしまっている。
コラプトボアの始めたこのゲームによって、着実に二人の精神は蝕まれ始めていた。
「しかしどうするグロウムタイガー♡ シコる為に休憩する訳にもいかんじゃろう♡」
「うむ……ッ♡ 最も優先するべき事項はルールを守り続け少しでも早くゲームをクリアする事♡ 少々動き辛いが、抜かずにこのまま次の部屋に行くとしよう♡」
丸い腹にデカ尻、太竿とデカ玉を揺らしながら、グロウムタイガーはのっしのっしと歩を進め始めた。
「うむ、承知した♡」
ドラゴブレイズもその後ろを付いていくように歩く。しかし、その視線はグロウムタイガーの下半身──ぴっちりと黒タイツが張り付き、シルエットが顕になった臀部に吸い寄せられていた。
*****
〝壁尻に挿入し続ける〟
宙に浮かんだ文字を見た二人は目を疑った。今回のルールもそうだが、実際に黒いタイツに覆われた二つのデカ尻が壁から生え、二人を待ち受けていたからだ。
「な、何と奇っ怪な……♡」
「馬鹿にしおって、ヒーローであるワシ達がこれ以上不埒な行為にうつつを抜かしてたまるものか♡」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーはそう吐き捨てたが、言葉に反して二人の身体は真逆の反応を示してしまっていた。
ぴっちりとタイツに覆われた股座。増量してしまったせいで生まれた土手肉の下では、既に臨戦態勢に入ったちんぽがいきり勃たってしまっている。
「……ッ♡」
壁から生えた尻のサイズは、増量した二人のベテランヒーローの尻と同程度の大きさだ。
不思議なのは太腿の根元、そして玉袋を残して全て壁に埋まっているという事。そして伸縮、吸着性共に高いタイツは尻の下にぶら下がる金玉の皺までハッキリと浮かび上がらせていた。
何処からどう見てもむさ苦しい雄のデカ尻。以前の二人ならば見苦しいはずのそれが魅惑的に見えてしまう。
浅い呼吸の音だけを残し、暫くの沈黙が続く。そして。
「……しかし、ルールならば仕方あるまい……♡」
それはグロウムタイガーの言葉によって破られた。
「……うむ、そうだな♡ ルールを守らねば、儂らは脱出できないのだから♡」
ドラゴブレイズは口の端を僅かに歪めそう漏らすと、足早に壁尻に向かって歩を進めた。
スリットから伸びる太竿はビクッ♡ ビクッ♡ と跳ねながら先走りを垂らし続けている。それは、目の前の尻に挿入し雄の本能を満たせる事への明らかな期待だ。
タイツに包まれた太腕が、壁から生えた尻に触れる。その瞬間。
「ぬお゛ッ!?♡」
「!? ど、どうしたグロウムタイガー!」
ドラゴブレイズがグロウムタイガーを見ると、グロウムタイガーは困惑したような表情で後ろを振り返っていた。
「今何者かに尻を掴まれたような感覚が、ぐぬ……ッ♡」
グロウムタイガーが甘い声を漏らし、太ましい肉体を震わせる。しかし、彼の言葉に反しその周辺には何者の姿も見えなかった。
「これは……」
ドラゴブレイズが目の前の尻をもう一度掴む。すると、グロウムタイガーは再び身体を震わせた。
「どういう理屈かはわからんが、この尻と感覚を共有しているようじゃな……♡」
そう言いながら、今度は厭らしく尻を撫で回し、ぐいい♡ とその尻を左右に開く。
開かれた尻穴はヒクヒクと震え、吸着性の高いタイツが皺の形までくっきりと浮かび上がらせていた。
「ぐおッ!?♡ お、おい……ッ♡ ドラゴブレイズ、ぬお゛ォッ♡♡」
突如自分の尻穴を襲った熱にたまらずグロウムタイガーは身を捩らせた。見れば、ドラゴブレイズが太い指を厭らしくくねらせながら、壁尻の中を掻き回していた。
「おお……♡ 中々具合も良さそうじゃのう♡」
「ぐお゛ぉおッ♡♡」
指をくの字にして勢い良く引き抜くと、グロウムタイガーがその強面を破顔させビクビクと痙攣する。
その様子を見たドラゴブレイズは好色な笑みを浮かべながら、ビンビンに勃起したちんぽを迷いなく壁尻に当てがった。
「お゛ぉう……ッ♡ まさかこんな事になるとは思わなかったが……ッ♡ 実際の尻に挿入れる訳でもないんじゃ♡ それにルールなのだから、どちらにせよ守らねば脱出はできん……♡ ならば、中途半端に躊躇うぐらいならイッキにこの中に挿入れてしまった方が楽じゃろう♡」
そう言葉を漏らすドラゴブレイズの目は淫欲の光に染まっている。そしてそのまま、ぐぐ……♡ 腰を前に動かすと、ぬぷ……ッ♡ と粘着質な音を立て、ドラゴブレイズの亀頭の先端が尻穴に埋まる。
「お゛ォ……ッ♡ ほ……ッ♡」
実際に挿入されている感覚に襲われているのだろう。グロウムタイガーが壁に手を付き、背を海老反りにして濁声を漏らした。
目は細まり、口は半開きで舌を垂らしている。普段は見れないグロウムタイガーのその表情は、初の体験で明らかに消耗している事が見てとれた。
「いかんぞグロウムタイガー♡ これもコラプトボアの作った罠なのじゃ♡ ちんぽを挿入されようとも動じない、強い雄である事を示さねば……ッ♡」
そう言うドラゴブレイズの両腕が膨れ上がり、明らかに力が入ったのがわかった。ガッチリと壁尻を掴んで固定し、フンッ♡ と鼻息を大きく吐く。
「ヒーローの名折れじゃ、ぞッ♡♡」
「〜〜〜〜〜ッ♡♡♡」
どちゅんッ♡♡ という肉と肉がぶつかり合う音と共に、ドラゴブレイズはその太竿を一気に根元まで挿入した。
人生で初めての雄の竿に己の弱点を、最奥を突かれる感覚にグロウムタイガーは声にならない声を上げる。
「ぐお……ッ♡ 締まる……ッ♡」
ドラゴブレイズが両目を閉じ、吐息混じりにそう漏らしながら挿入の快楽を享受する。
壁尻はグロウムタイガーの尻に連動してビクンッ♡ ビクンッ♡ と激しく震えながらドラゴブレイズの太竿をキュウキュウと締め付けていた。
「これが男の尻の味……ッ♡ ぐう……ッ♡ 堪らん♡ 腰が、勝手に動いてしまうっ♡」
グッ♡ グッ♡ と腰を押し付け壁尻の肉感を堪能する。かと思えば、ゆっくりと腰を引いて竿を半分ほど引き抜くと、そのまま勢い良く尻穴に突き入れた。
「お゛ぉオ゛ッ♡♡ 〜〜〜ッ♡♡」
グロウムタイガー涙目になりながら、腹の底から響くような濁声を上げる。股座を見れば、ドラゴブレイズのちんぽに押し出されるかのように、黒タイツに覆われたちんぽから大量の先走りを噴出させていた。
「何をしているグロウムタイガー♡ お主も動かなければ、いつまで経っても脱出できんぞッ♡ お゛ぉうッ♡」
最早我慢が効かなくなったのか、ドラゴブレイズは緩急を付けながら力強く腰を打ち付け始めていた。
何度も弱点を突かれ自然とガニ股になっていたグロウムタイガーは息絶え絶えになりながらも何とか口を開く。
「はあッ♡ な、ならばワシも挿入れてやろう……♡ 後悔するなよ、ドラゴブレイズ♡」
「ぐお゛ぉッ!?♡」
雄の顔付きで挿入を続けていたドラゴブレイズの目が見開く。言葉通り、グロウムタイガーが目の前の壁尻に向かって一気にちんぽを挿入したのだ。
「全部入ったぞ、ドラゴブレイズ……♡」
グロウムタイガーは、壁尻の尻穴に締め付けられながら己の太竿がビクビクと脈打つのが分かった。この竿が挿入された感触も、きっとドラゴブレイズに伝わっているのだろう。
戦友同士、それも雄同士で相互挿入しているかのような背徳感が、二人の興奮をより昂らせていく。
「動くぞ……ッ♡ お゛ぉ……ッ♡」
グロウムタイガーが吐息混じりにそう言うと、ゆっくりと腰を引いた。ずろろろ……ッ♡ という音と共に半分ほど抜けたグロウムタイガーのちんぽは、汗と我慢汁で濡れた黒タイツに覆われヌラヌラと照っていた。
「ぐお゛ッ♡ あ゛ッ♡♡」
そして、戸惑う事無くピストン運動を開始する。先程まで強気な態度だったドラゴブレイズも、初めて尻の穴を雄の象徴に貫かれる快感に淫らに喘ぐ事しかできなくなってしまっていた。
「フーッ♡ フッ♡ な、何と言う名器じゃ……ッ♡♡ きゅうきゅう吸い付いて来て離さん……ッ♡」
浅く呼吸を繰り返しながら、己の逸物を他者に挿入して征服する快感を味わう。しばらくはドラゴブレイズも成すがままであったが、終始ガニ股の足に力を込めると、再び目の前の壁尻にちんぽを打ち付け始めた。
「お゛ほッ♡♡ つ、突かれるッ♡ 締まるゥッ♡ ぐ、お゛ぉッ♡♡」
「ぐう゛ぅ……ッ♡ ち、ちんぽも腰もッ♡ 尻もキくゥッ♡♡ 扉は開かんのか……ッ♡ このままでは……ッ♡♡」
一心不乱に腰を打ち続けながら、前立腺を抉られる快感に耐える。
腰を動かす度に全身を覆うタイツが身体に擦れ、互いの喘ぎ声が耳に入る。ルールに射精をしなければならないという文字は無いが、興奮が最高潮に達した二人にそれを耐える手段は無かった。
「ぐお゛おォッ♡ グロウムタイガーッ♡ イクッ♡ イくぞッ♡♡」
「ドラゴブレイズッ♡ ワシもじゃ……ッ♡ 締め付けられて……ッ♡ 中にッ♡ 中に出すぞォッ♡♡」
ドクンッ♡ ドクンッ♡ と蠢いていた金玉が持ち上がり、欲望を発散する為に精液を押し出し始める。押し出された精液は二人の竿を遡り、亀頭に向かって進んでいく。
黒タイツに覆われた亀頭がぷっくりと膨れ上がった。尻を穿つちんぽ全体が脈打ち、今から射精が行われるのだと互いに感じ取った。そして。
「イクッ♡ お゛ッ♡♡ 〜〜〜〜ッ♡♡」
「出るッ♡♡ ッ♡♡ 〜〜〜〜〜ッ♡♡」
びゅるッ♡♡ びゅるるるるるッ♡♡ ドクッドクッドクッドクッ♡♡♡
大量に放たれた精液が壁尻の中に向かって注がれた。
無責任に中出し射精する快感と、尻の中に精液を注ぎ込まれる初めての快感を同時に味わい、二人の心はより強く堕落していく。
「ぐお……ッ♡♡ オ゛ぉお……♡」
「ヌオ゛ォ……ッ♡ お゛……ッ♡」
辺りに満ちる雄の汗の臭い、精液の臭いが、快楽に浸る二人の嗅覚に擦り込まれる。
雄との交尾はこんなにも気持ち良く、雄の汗、精液の臭いはむさ苦しい物ではなく興奮を高めるスパイスなのだと。
「〜〜〜ッ♡♡」
腰を強く押し付け、ブルルッ♡ と身体を震わせると、最後の一注ぎを壁尻の中に行った。
己の竿を締め付ける尻の熱、尻に注がれた戦友の精液の熱の虜になってしまった二人は余韻に浸りながらガニ股のまま壁尻に挿入を続けた。
既に次の部屋に続く通路が開いている事に気付いたのは、暫く後の事であった。
*****
〝ミストサウナで30分耐える〟
今度の部屋はいつもと雰囲気が違っており、三段からなる狭いミストサウナになっていた。
そして、殆どのスペースがコラプトボアの手下である雄豚戦闘員に占拠されており、空いているのは二人分の小さなスペースしか残っていなかった。
「……ッ♡」
ミストサウナとは言っているが、二人にはこの部屋を満たす湯気と熱気が全て機械から産み出された物には見えなかった。
サウナ内に密集する戦闘員達は皆汗でタイツを湿らせ、タイツの許容量を超えた汗を至る所から滴り落としていたからだ。
サウナの段差に座る戦闘員から立ち昇る湯気、そして雄の汗の匂いにドラゴブレイズとグロウムタイガーは顔を顰め──未だフル勃起を続け萎えないちんぽをビクッ♡ と反応させるのだった。
先程の部屋を境に、二人はすっかり肥え太った男の身体、そして臭いに興奮する変態へと堕ちてしまったのだ。
「行くぞ、ドラゴブレイズ……♡」
「……ッ♡ うむ……♡」
しかし、二人に撤退の二文字はない。
のしのしと歩を進め、それぞれ空いているスペースに身体を押し込んで座る。
戦闘員達と肩、太腿が触れ合い、ムチムチとした肉の感触にドラゴブレイズとグロウムタイガーの二人は意識を向けてしまう。
見れば暴飲暴食を繰り返した二人の身体はすっかり肥大化しており、微かに筋肉質な部分は残っているものの、コラプトボア率いる雄豚戦闘員達に近い体型になってしまっていた。
「ふうッ♡ ふ……ッ♡」
ミストサウナの、肥満体のゼンタイ男達から湧き上がる熱気が二人を襲う。
以前ならば多少不快に思うだけで、同じ状況に身を置いても、ヒーローとしての鍛えた身体も相まって特に苦もなくクリアしたはずだ。
しかし、ぴっちりしたタイツに覆われた雄の身体を強く意識してしまう。
自身に触れる柔らかい二の腕、密着するムチムチした太腿。それを意識するだけで、股間のちんぽがピクッ♡ ピクッ♡ と反応してしまう。
「ぐ……ッ!?♡」
すると、ドラゴブレイズが隣に座っている戦闘員に不意に太腿を撫でられた。
簡単に払い除ける事はできるが、ルールに書いてあるのは30分耐えるの文字。目を瞑り腕を組みながら、歯を食いしばって耐える。
「……ッ♡」
しかし、戦闘員は遠慮の無い手付きでドラゴブレイズの太腿を、その内側、そして根元の方へ向かって這わせて行く。己の身体に欲情したスケベ雄の手付きにアてられ、ドラゴブレイズのちんぽがビンビンに勃ち上がり先走りを飛ばした。
セクハラを受けているのはグロウムタイガーも同様であった。段差に座り込み、どっしりとした風格を醸し出しているデカ尻に手が伸び、その野太い尻尾の根元、尻の谷間を戦闘員の指が這い続けている。
「こ、こやつら……ッ!?♡」
せめて睨み付けようと閉じた目を開くと、グロウムタイガーは飛び込んできた景色を見て驚愕した。
グロウムタイガーやドラゴブレイズにセクハラを行う戦闘員を含め、サウナの中にいる戦闘員全員がそれぞれ自慰行為をし始めたのだ。
ある戦闘員は乳首を弄りながら竿を弄り。ある戦闘員は隣の戦闘員とキスをして互いの竿を扱いていた。
(ぐ……ッ♡ こやつらがナニをシていようと関係ない……ッ♡ 儂はこのミストサウナの熱気に30分耐えれば良いだけなのだ……ッ♡)
グロウムタイガーは覚悟を決めると目を瞑り、あえて男らしい大股開きのまま、腕を組んで耐える姿勢に入った。
しかし、視覚を遮断することでより鋭敏になった聴覚が、戦闘員達の喘ぎ声、タイツを着た太った雄達の身体が擦れ合う音、先走りに濡れたちんぽを扱く厭らしい音を鮮明に聞き取ってしまう。
「お゛……ッ♡ ぐ、う……♡」
鋭敏になった嗅覚は部屋に満ちる雄の汗の匂いを。鋭敏になった触覚はセクハラを続ける戦闘員の手の感触、熱を強く感じ取ってしまう。
「フーッ♡ フ……ッ♡」
組んだ腕を押しのけ、乳首に指が這う。腹を、尻を、太腿の内側を撫でられる。目を閉じながら痛い程己のちんぽが勃起しているのがわかる。しかし。
「ぐ……ッ♡ こやつら……ッ♡」
こんなにも厭らしい手付きで身体中を撫で回してくるというのに、肝心のちんぽには一切触れてこない。もっとも気持ちの良い箇所を焦らされ、グロウムタイガーは徐々に精神を蝕まれていく。
それはドラゴブレイズも同様だ。胸や乳首、腹や尻や太腿を撫で回されながら、唯一触れられていないちんぽはビンビンに勃起し切なげに先走りを飛ばしている。
「な……ッ♡」
ドラゴブレイズが驚きの声を上げる。何故なら、セクハラを続けていた戦闘員達が皆一斉にまぐわい始めたのだ。
ある戦闘員は狭い中向き合い熱烈なキスをし、ある戦闘員は互いの身体を厭らしく撫でながら、相互手コキを始めている。途端にサウナの中に籠る雄の熱気と匂いが強まり、二人のヒーローに襲いかかった。
(さ、触られないのなら好都合♡ 男共の手が身体中を這う気色の悪い感触はもうないのだ♡ 後はこの熱気とニオイに耐えるだけ、それだけだ……ッ♡)
(そうじゃ、儂はこうして何もせず耐えているだけでいい♡ じゃというのに……ッ♡)
「イ゛ィーッ♡♡」
「イ゛ィッ♡ イい゛ぃッ♡」
戦闘員達の悩まし気な声が二人の耳に入り込んでくる。
淫欲を満たし快楽を貪る雄達の、聞くにも耐えないむさ苦しい声。以前の二人ならば多少不快に思うだけで気にも留めない物だったはずだ。
だが今の二人はそれを聞いて生唾を飲み込んでしまう。己もそこに混ざり肉欲を満たしたいという堕落した考えを抱いてしまう。
「ぬ゛ぉ……ッ♡」
ドラゴブレイズが身動ぎすると乳首にタイツが擦れ、つい艶の入った声を上げてしまう。先程まで肥えた雄の指によって弄ばれていた乳首は、今は誰にも触れられず切なげに孤立している。
そしてゆっくり、ゆっくりとドラゴブレイズの太い腕が持ち上がる。作った握り拳で数々のヴィランを屠ってきた骨太の指が、ゆっくりと両胸の突起に触れる。
「ぐ、オ゛ぉ……♡」
ここに拉致される以前と比べすっかり敏感になった乳首は、無骨な男の指で触れるだけで大量の快楽信号を脳に送り込む。
老練のヒーローだろうが一介の雄であるドラゴブレイズにその快楽を耐える事は不可能。その大きな口から濁った喘ぎ声を漏らしてしまう。
「ち、乳首気持ち良いッ♡ たまらんん゛ッ♡ し、しかしこれだけでは……ッ♡ ヌオ゛ォ……ッ♡」
巨体を震わせながら、乳首弄りの快楽に耽る。潤んだ瞳で見つめる先は屹立した己のちんぽ。伸縮性の高いぴっちりタイツに覆われたそれは、直接的な刺激を求めビクッ♡ ビクッ♡ と脈動を繰り返していた。
「す、少しだけ♡ 少しだけだ♡ ルールにオナニーを禁ずるなどとは一言も書いていないのだから♡」
左手は乳首を弄りながら、右手がゆっくりと股間に伸びる。怒張したちんぽに手を掛け、そして──。
「ほお゛ぉお゛ッ♡♡」
ドラゴブレイズが海老反りになって情けない声を上げる。ちんぽに触れる事によって得られる快感は凄まじく、この瞬間を待ち侘びていたかのようにちんぽを握る右手がシコシコシコシコ♡ と激しく上下に動き始める。
「オオ゛ッ♡♡ 気持ち良いッ♡ 気持ち良いぞぉッ♡♡ 戦闘員タイツを着ながらッ♡ 乳首弄りながらのチン擦りが止まらんん゛ッ♡♡」
フンッ♡ フンッ♡ と鼻息を荒らげながら、卑猥な言葉を放ち気持ちを昂らせていく。
隣に密着する戦闘員のムチムチとした肉感が、タイツ同士が擦れ合う感覚が気持ち良い。鼻息が荒くなればなるほど取り込まれる雄の匂いが、熱気がドラゴブレイズを男色の虜にさせていく。
見れば、グロウムタイガーもとっくに辛抱堪らなくなっていたようだ。ドラゴブレイズと同様、乳首を弄りながらちんぽを激しく扱き続けていた。
「んな……ッ♡♡」
すると、オナニーの快楽に耽っていたドラゴブレイズは驚きの声を上げた。目の前に座っていた戦闘員が四つん這いになってそのデカ尻をこちらに向けてきたのだ。
グロウムタイガーの方では、豚鼻マスクの下の大きな口を開き、舌を艶めかしく動かしながら口内射精を妖艶に誘う戦闘員の姿があった。
「……ッ♡」
その光景を見た二人のちんぽが大きさと硬度を一気に増していく。
蒸したサウナの中で淫らに絡み合うコラプトボアの手下である戦闘員達。同じ黒ゼンタイに身体を覆われようが二人はヒーロー。その仲間にだけは決してならないと誓っていた。
「フーッ♡ フーッ♡」
しかし、ここで誘惑に負け戦闘員とのまぐわいを始めてしまえば、ただ雄の本能のまま肉欲を貪る彼らと同類になってしまう。
悪を討つ正義のヒーローとして、後輩ヒーロー達の見本となるベテランヒーローとして、彼らは耐えなければいけなかった。しかし。
「……貴様が悪いんじゃぞ♡ そんなムッチリとした尻を見せびらかして雄を誘惑する貴様が……ッ♡」
ドラゴブレイズの両手が戦闘員のデカ尻をガッシリと掴む。そして、黒タイツに覆われたちんぽを尻穴にあてがうと、有無を言わさず腰を打ち付けた。
「イ゛ィ〜ッ!!♡♡」
「お゛ほ……ッ♡♡」
ドチュンッ♡ という肉と肉がぶつかり合う音が鳴り響くと共に、ドラゴブレイズの極太ちんぽが尻穴の最奥を突く。
ドラゴブレイズは暫く挿入の余韻に浸っていたかと思うと、間髪入れず腰を前後に動かし始めた。
「むお゛ぉ……ッ♡ これが本当の生雄尻セックス……ッ♡♡ 面妖な壁尻も心地良かったが、やはり本物が一番じゃな……ッ♡」
目を細め、半開きの口から舌を少し出しながら、ドラゴブレイズは生挿入の快楽に耽る。
「しかし貴様……ッ♡ グロウムタイガーの壁尻と違ってかなりのトロマンではないかッ♡ 鍛え方が足りんぞッ♡ 儂がしっかりと教育してやらねばな……ッ♡♡」
ドチュッ♡ ドチュッ♡ ドチュッ♡ と腰を打ち付け肉同士がぶつかり合う音の感覚が短くなっていく。ドラゴブレイズの腕力によってしっかりと尻を固定され、その太竿で的確に前立腺を抉られ続ける戦闘員は声にならない声を上げるしかなかった。
「おお゛……ッ♡ 喉マンたまらんん゛ッ♡ 舌が絡みつく……ッ♡」
グロウムタイガーも既に戦闘員との性行為を始めてしまっていた。
見れば、大股開きをして座ったグロウムタイガーの前に戦闘員がしゃがみこみ、股座の太竿を根元までしっかりと咥えこんでいる。
「フッ♡ ほッ♡ お゛ォッ♡」
「〜〜〜〜ッ♡♡」
鍛え上げられた腕で己の竿を咥える戦闘員後頭部を抑え込みながら、腰を動かし喉奥を突く。戦闘員への気遣いなど一切なく、ただ己の快楽を貪る為だけに腰を動かし続けていた。
最早二人に敵地で乱れる姿を晒す事に対する──淫らに絡み合う戦闘員達に仲間入りする事に対する抵抗はない。そこにあるのは肥大化させられた変態ホモとしての雄の性欲だけだった。
「お゛ォ……♡ イく……ッ♡ イくぞッ♡ こんなだらしないデカ尻で儂を誘惑したんじゃ♡ このまま生中出しされる覚悟は当然できておるんじゃろうな……ッ♡」
「ぐお゛ぉ……♡ そろそろイきそうだッ♡ ワシのザーメン、全部しっかり飲み込むんだぞッ♡♡」
とうとう二人のヒーローが限界を迎え始める。そして。
「ぐおおおッ♡ イ゛ィぐッ♡ イ゛ぐッッッ♡♡♡ 〜〜〜ッ♡♡♡」
「イ゛ィ……ッ♡ イ゛くぞぉッ♡♡ 〜〜〜ッ♡♡♡」
びゅるるるッ♡♡ びゅるッ♡♡ びゅるるるるッ♡♡♡♡ と、ドラゴブレイズは戦闘員の尻の中に、グロウムタイガーは戦闘員の口内にそれぞれ射精した。
「お゛おォ〜ッ♡ お゛……ッ♡」
「ぬお゛ォ……♡ ほ……ッ♡」
戦闘員のデカ尻を、後頭部をガッシリと掴みながら、どぷッ♡♡ どぷッ♡♡ どぷッ♡♡ と己の欲望を放出する余韻に耽る。
新たに放たれたドラゴブレイズとグロウムタイガーの精液の匂いがサウナに溶け込み、より一層濃い雄の匂いとしてサウナに充満していく。
「ぬお゛ォッ!?♡」
「ん゛ぐッ!?♡」
そして、射精を終えた二人のヒーローを放っていく戦闘員達では当然なかった。
挿入を続けるドラゴブレイズの尻穴にあてがわれたのは、ビンビンに勃起した別の戦闘員のちんぽ。押し倒されたグロウムタイガーの顔に押し付けられたのは、何度射精しようと未だ満足すること無く勃起を続ける別の戦闘員のちんぽだった。
「ま、待て儂はッ♡ ほお゛ォお゛ッッ♡♡」
先程自分がしたのと同じように、腰を掴まれたドラゴブレイズはいとも簡単にそのデカ尻に挿入されてしまった。
生の雄の肉棒が尻穴に侵入し、弱点でる前立腺を抉ってくる感覚に、情けない濁声を上げることしかできなくなってしまう。
「おごッ♡♡ ……ッ♡ ゴ……ッ♡」
押し倒され顔面に馬乗りになられたグロウムタイガーは、有無を言わさず喉奥までちんぽを咥えこまされた。抵抗しようとしても鼻を突き抜ける濃厚な雄の匂いに屈し、口内を犯す竿に舌を這わせて媚びてしまう。
そして、投げ出されビクビクと跳ねる両足を他の戦闘員が掴んだ。
戦闘員はグロウムタイガーの足を左右に開くと、喉マンを犯されている彼の事に一切の情けをかけず、晒された尻穴の中に挿入するのだった。
「ン゛ン゛ッ♡♡ 〜〜〜ッ♡♡」
いつの間にかドラゴブレイズも四つん這いで犯されながら、顔をしっかりホールドされイラマチオを強要されていた。
バチュッ♡ バチュッ♡ バチュッ♡ と粘膜の擦れ合う厭らしい音がサウナに響き渡る。
雄の汗や精液の濃密な匂いが満ちるこの空間で、二人のヒーロー達は為す術なく戦闘員達に回され続けた。その肉欲の宴は制限時間の30分を過ぎてからも続いてしまうのだった。
*****
「ふう……ッ♡ ふう……♡」
「……ッ♡」
どれ程の時間が経っただろう。ようやく解放された二人は通路の壁に手を付けながら、覚束無い足取りで次の部屋への歩を進めていた。
二人の全身を覆う黒ゼンタイは己の汗も含めた他の戦闘員の汗や精液濡れになっており、濃厚な雄の匂いを発し続けていた。
そしてそれは常に二人の鼻を犯し、脳に新鮮な刺激を送り続けていた。そのせいかあれ程犯し犯され射精したと言うのに、二人の勃起は収まるどころかより一層強いモノになってしまっていた。
「……ッ♡ ここが次の部屋か……♡」
二人が扉を開けて部屋の中に入る。壁の上には、やはり今回のルールとなる文字が浮かび上がっていた。
〝豚鼻戦闘員マスクを被り互いにディープキスを10分続ける。途中で射精してしまった場合は罰ゲーム〟
「このマスクはコラプトボアの戦闘員の……♡」
浮かび上がった文字の下。床に置かれていたのは被るとマズルの上側──鼻の部分を多い豚鼻のように変えるデザインのマスクだった。
「じゃが、いくら儂らを辱めようと、ヒーローとしての精神が屈することはない……ッ♡ 被るぞ……♡」
「うむ……ッ♡」
二人はこちら側を馬鹿にしたようなルールに怯んだり悪態を吐くこともない。
肉厚な手がマスクを持ち上げ、頭の上に持っていく。マスクの被り口の部分を持つと、一瞬の躊躇いの後に一気に引き下げた。
「ぐお、お゛♡ フゴッ♡」
「ぬう゛ウ……ッ♡ フギッ♡」
伸縮するマスクが二人の顔のシルエットの形に膨らむ。マスクの豚鼻部分がぴっちりと二人の鼻を覆って密着し、つい豚のような鳴き声を上げてしまう。
鼻を除いたマズル以外は全て漆黒の全身タイツに覆われてしまった。鼻をフゴフゴと鳴らして勃起する全身タイツの巨漢二人をヒーローだと認識できる者はいないだろう。
グローブとブーツこそ履いてないものの、その姿は只の変態の不審者──コラプトボアの手下である戦闘員そのものになってしまっていた。
「フーッ♡ フゴッ♡ 何だこのマスクは……ッ♡ 被る前よりも雄の汗の、精液の匂いを強く感じるではないか……ッ♡」
「こんなモノをずっと被っていたらおかしくなってしまう……ッ♡ ドラゴブレイズッ♡ 早くルールの方を達成するぞ……ッ♡」
そう言って二人は互いに向き合った。互いの方を掴み、肥大化した腹同士がムチ……ッ♡ と密着する距離まで互いを引き寄せる。
「ヌオオ゛……ッ♡」
「んお゛……ッ♡♡」
発情し、雄と交わる喜びを覚えた二人の身体は、タイツ越しに互いの肉の感触を味わうだけで感じるようになってしまった。
暫く、互いの呼吸の音だけが響く気まずい時間が流れる。当然だ。好き合う者達だけが行うはずの接吻を、戦友同士で、同性の男同士でやらねばいけないのだから。
「グロウムタイガー……♡ いくぞ……ッ♡ いいな♡」
「う、む♡」
ゆっくり、ゆっくりと互いの顔が近づいていく。口が開き、相手の肉厚な舌がぬらぬらと濡れている様がマスク越しの視界に入る。
(しかし、本当にするのか……?♡ 儂がキスを、グロウムタイガーと……ッ♡ 長年共に戦ってきた戦友……、それも男同士じゃぞ♡)
(こんな変態的な格好で、好い合う者同士のように、ドラゴブレイズと舌を絡めるなど……ッ♡)
互いの呼吸が荒くなっていく。あと少しで触れ合う距離まで互いが近づく。
(このままでは本当に……ッ♡)
(触れ──♡)
ぴとッ♡ と優しく、互いの舌同士が触れ合った。その瞬間、ゾクゾクと互いの背筋に快感が走る。
「れろ……ッ♡」
「は……ッ♡」
恐る恐る、互いに距離感を確かめるかのように舌を這わせ合う。舌を動かしながら、互いの肩を掴む手の力が強まるのを感じ取った。
「ちゅ……ッ♡ ちゅッ♡」
「んむ……ッ♡ ちゅッ♡ フッ♡」
やがて口同士もくっつき、愛を確かめ合うような優しいキスを始める。男同士で、戦友同士で接吻を行うという背徳感が二人の興奮を増長させ、下腹部を押し上げるちんぽの力を強めていく。
(……ッ♡ グロウムタイガーッ♡)
(……ッ!?♡)
そしてとうとう辛抱堪らなくなったのか、ドラゴブレイズはその分厚い舌をグロウムタイガーの口内に捩じ込んだ。
「んん゛……ッ♡♡ フ……ッ♡」
ドラゴブレイズの舌に蹂躙され、グロウムタイガーの身体から力が抜けてしまう。
「ぢゅ……ッ♡ ハッ♡ れろッ♡♡」
「ハッ♡ ちゅッ♡ じゅるッ♡ ちゅッ♡」
鼻息が荒くなっていくドラゴブレイズが、相手を支配する雄としてのサドの目付きへと変わっていく。
グロウムタイガーの顔を上向きにすると、まるで征服するかのように唾液を流し込んでいく。ドラゴブレイズとのべろちゅーで惚けてしまっているグロウムタイガーも、そのまま流し込まれる唾液を嚥下してしまう。
(いかん……♡ このままでは雄として名折れだ……ッ♡)
負けじとグロウムタイガーも舌を伸ばし返し、ドラゴブレイズの舌と積極的に絡め始めた。それに興奮したのか、雄の本能からか、ドラゴブレイズは腰をゆさゆさと動かし勃起ちんぽを擦り付け始める。
「んお゛ォ……ッ♡」
ゴツ♡ ゴツ♡ とちんぽ同士がぶつかる直接的な刺激に甘い喘ぎ声が漏れる。腕を背中に回し、互いに抱き寄せながら二人は夢中でディープキスを続ける。
「ぢゅ……ッ♡ お、おい……ッ♡ ドラゴブレイズ、む゛ぐ……ッ♡ あまり腰を動かすなッ♡ ちゅッ♡ ぷはッ♡ ちんぽ同士が擦れあって♡ じゅる……ッ♡ このままではイッてしまう……ッ♡♡」
「そ、それはお主も同じじゃ♡ むはッ♡ グロウムタイガー♡ 厭らしく腰を動かして♡ れろッ♡ ぢゅうう゛ッ♡ ちんぽを擦り付けて来ておるじゃろうが……ッ♡ ちゅッ♡ フッ♡」
この部屋のルールは10分間射精を行わない事。未だ5分も経過していないが、雄とのまぐわいによる射精を何度も経験し続けた二人は、この興奮状態で射精を我慢する事ができなくなっていた。
長い時をヒーローとして戦い続け研鑽された強固な理性でも、雄の本能を抑えることは最早不可能。会話をしながらも舌を絡ませ続け、全身タイツに覆われたその肉厚な身体を擦り付けあってしまう。
(だ、駄目じゃ♡ このままでは……ッ♡)
(イッてしまう……ッ♡♡)
ドクッドクッドクッドクッ♡♡ とリアルタイムで金玉に精子が製造されていくのがわかる。
フゴフゴと下品に鳴る豚鼻はピトッ♡ とくっつき互いの鼻息を、雄の匂いを交換し合う。
射精してはいけないとわかっていながら、射精による快楽への欲求に打ち勝てず、互いの先走りをローション代わりにしちんぽを擦り合わせる。そして。
「んぐッ♡ ちゅッ♡ 〜〜〜〜ッ♡♡♡」
「む゛お゛……ッ♡ ほ……ッ♡ 〜〜〜〜ッ♡♡」
ドクッ♡ ドクッ♡ ドクッ♡ びゅる♡♡ びゅるるるるッ♡♡
堪えきれなくなった黒タイツに覆われた二本の太竿が濃厚な精液を吐き出し交差させた。精液は黒タイツに覆われた互いの腹に、胸に、顔まで飛び白く汚していく。
「……ッ♡ ドラゴブレイズ……ッ♡ ちゅッ♡ イッてしまったではないか……♡ れろッ♡♡ ふッ♡♡ これではルールが……♡」
ムワッ♡ と広がる栗の花の密の匂いに酔いながら、グロウムタイガーは舌を絡ませ続ける。文句を言いながらもスリスリと肉厚な身体を押し付け合い、すっかりべろちゅーにハマってしまったようだ。
ドラゴブレイズは少し吹っ切れたのか、口の端を歪めると舌を伸ばしながら口を開いた。
「ん゛むッ♡ ちゅッ♡ やってしまったことは仕方ないじゃろう♡ それに罰ゲームを受けると書かれてるがまだまだチャンスはあるかもしれん♡ ぢゅるッ♡ どうせろくでもないような仕打ちを受けるんじゃろうが……♡♡」
野太い足を絡ませ合いながら、射精したてで少し硬さを失ったちんぽを擦り合わせ続ける。その時。
『よお、ベテランヒーロー諸君♡ 随分出来上がってるみてえじゃねえか♡』
コラプトボアの声が部屋に響いた。声をした方向を見れば、コラプトボアの姿を模した二体のゴムラバードールが立っていた。
「……ッ♡ コラプトボアッ、貴様……っ♡」
流石のベテランヒーロー二人も、その姿を見た瞬間立ち上がり警戒の姿勢を取る。しかし、この場所へ拉致された時のと比べ、今の二人の姿は変わり果ててしまっていた。
元々寄る年波のせいで太ってはいたものの、ヒーロースーツの上から分かる程の筋肉量を持っていた二人の身体は、ぶくぶくと肥え太り相撲取りのような見た目になってしまっていた。
人々から敬慕の目で見られるマントをたなびかせたヒーロースーツ姿は、肉付いたボディラインをくっきりと浮かび上がらせる全身タイツ姿になってしまっている。
己の手下そのものの姿になった二人のヒーローを見たラバーコラプトボアは、ニヤリとその口元を歪めた。
『さて、ルールを破っちまったベテランヒーローさんには罰ゲームを与えてやらねえとな♡』
ラバーコラプトボアは二人に歩み寄ると、その両手を掴んで押し倒そうとした。
『おっと、抵抗するなよ?♡ ここから脱出したくねえなら止めねえがな♡』
反射的にラバーコラプトボアの手を振りほどこうとした二人は、その言葉を受け歯を食いしばりながらも身体の力を抜く。そして、いとも簡単に押し倒されてしまうのだった。
ラバーコラプトボアと二人の巨体が密着し、ムチ……ッ♡ と腹同士がくっつき微かに潰れる。
至近距離で見下ろすラバーコラプトボアの顔を見据えながら、グロウムタイガーは頬から汗を垂らした。
「何をするつもりだッ……ッ♡」
『簡単な事だ♡ 俺様の身体を模したこのラバードールでテメェらの尻掘ってやるってだけの事だ♡』
「な──!?♡」
ラバードールの言葉を受けた二人が驚きの声を上げる。驚いた理由はその言葉の内容によるものだけでは無かった。
二人の視線の先。ラバードールの股座には、二人の逸物のサイズを優に超える、真珠入りの巨根ちんぽがビンビンに勃起し佇んでいたからだ。
「な、何じゃそのサイズは……ッ♡」
『こんなちんぽだと普通じゃ入らねえんだがなあ♡ 拡張して慣らした戦闘員共ならギリギリ受け入れるってわけだ♡ 見たところ、テメェらヒーローも律儀にルール守って勝手に慣らしてくれたみたいで助かるぜ♡』
「ま、待て……ッ♡」
ラバーコラプトボアが腰の位置をずらし、その凶器のようなちんぽをドラゴブレイズの尻穴にあてがった。
ラバー特有の表面がつるつるとして冷たい感覚にドラゴブレイズは身を捩る。反射的に身じろいで抵抗してしまうが、ルール上押し退けたりする事は許されない。二人の野太い足はいとも簡単に左右に開かれ、その尻穴はラバーコラプトボアの亀頭を受け入れてしまう。
『ほれ♡ 入ってくぞォ♡』
「ぐお゛ォオ゛……ッ♡♡」
「ぬお゛ォ……ッ♡♡ ほ……♡♡」
ラバーコラプトボアが腰に力を入れると、ヒクヒクと物欲しそうに蠢く二人の尻穴にズプ……ッ♡ と亀頭が沈む。熟練のヒーローの尻の谷間を掻き分けて、真珠入りゴムラバーちんぽが腸壁を擦りながら蹂躙していく。雄豚戦闘員達の逸物よサイズや硬さなど優に超えるラバーコラプトボアのちんぽ相手に、ドラゴブレイズとグロウムタイガーは身体を捩り呻き声を上げながら受け入れることしか出来ない。
『中々の締め付けだな……ッ♡ 誰もが欲しがるような中々の名器じゃねえか♡』
「ふざけるな……ッ♡ お゛ォッ♡ ひ、人を物のように……ッ♡♡」
『ま、このままじゃちょいとキツイから、今から俺専用のオナホに拡張してやるんだが……なッ♡』
「ごお゛オ゛おお゛ッ♡♡」
太竿が半分程挿入った頃、ラバードールは一息吐くと一気に力強く腰を打ち付けた。凄まじい勢いで二人の尻穴を抉る真珠入りちんぽは、最速ぜ前立腺に到達し力強く押し潰した。
「はッ♡♡ あ゛ッ♡♡ お゛〜〜〜〜……ッ♡♡」
「イ゛ッ♡♡ いい゛……♡♡ 〜〜〜〜……♡♡」
どんな雄でも持つ弱点をかつてない強さで突き上げられ、ドラゴブレイズとグロウムタイガーは放心しながら全身を震わせる。逃げ場の無い快楽を少しでも逃がす為にピーンッ♡♡ と投げ出された足も、ラバードールの逞しい両手に押さえつけられ身動きがとれない。
黒タイツに覆われたちんぽは尻穴を穿つ真珠入りちんぽに押し出されるかのように、びゅるッ♡♡ びゅるるるッ♡♡ びゅるッ♡♡ びゅるるッ♡♡ と断続的に白濁液を放っており、二人が雄としてコラプトベアに完全に屈した事を物語っていた。
『あ゛〜♡ たまらねえな♡』
舌舐りをしながら、ラバードールが腰を動かし始める。二人のヒーローは腰の動きに合わせて己の弱点を征服する巨根ちんぽに対し、白痴のような喘ぎ声を上げることでしか反応できない。
『普通なら手も足も出ねえようなベテランヒーローをこんな好き放題できるとは……異能力様々だぜ♡♡』
「ごおッ♡ ほッ♡ おオ゛ッ♡ ッ♡」
異能力。とラバードールは口にしたその言葉から、拉致されてから明らかに二人の様子がおかしくなっていったのは、コラプトボアの異能力が関係していると推測できる。
しかし、最早脳の容量をラバードールちんぽのもたらす快楽によって埋め尽くされた二人は、びゅるびゅると歓喜の射精を繰り返すことしか出来ない。
『フッ♡ ハッ♡ あ゛〜♡ そろそろ出すぞォ♡』
ドチュッ♡ ドチュッ♡ ドチュッ♡ と濡れた肉同士がぶつかり合う粘着質な音が部屋に響き渡る。
その都度襲う激しい快楽に脳を焼かれそうになる二人にとって、その時間は永遠のように感じられた。
しかし、それもラバーコラプトボアの言葉を皮切りにようやく終わることになる。
『本物のザーメンを直に注げねえのは残念だが……♡ 代わりに組織特性媚薬入りローション……♡♡ たっぷりと受け取れやッッ♡♡』
「「〜〜〜〜〜〜ッ♡♡」」
びゅるッ♡♡ びゅるるるるるッ♡♡ どぷっ♡♡ どぷっ♡♡ どぷっ♡♡ どぷっ♡♡
コラプトボアを模した二体のラバードールが二人のデカ尻に勢い良く腰を打ち付けると、ドラゴブレイズとグロウムタイガー、それぞれの尻穴の奥へ大量の白濁液を放出した。
「はッ♡ はひ……ッ♡♡ 〜〜ッ♡♡」
「ほお゛……ッ♡ ほッ♡ ……♡♡」
当然のようにドラゴブレイズとグロウムタイガーの二人も射精しており、二人のヒーローは顔を仰け反らせながら声にならない声を上げる。
極太真珠入りちんぽに的確に前立腺を抉られる事による連続強制トコロテン射精。本能がかつてない快楽を与えるコラプトボアを強者の雄と認め屈服したのか、抵抗していたはずの二人はそのラバー製の肉体をギュウウ……ッ♡ とその四肢で愛おしげに抱きしめ中出しの快楽に酔いしれていた。
『お゛ォ……♡ ……よ〜し、全部出し切ったなァ♡」
「ほお゛ッ!?♡」
アヘ顔を晒しビクビクと痙攣する二人からラバーコラプトボア達は竿を抜くと、栓を失った尻穴から媚薬入りローションが噴き出る。
先程まで真珠入り極太ちんぽが入っていた尻穴はしっかりと締まりきらず、ヒクヒクと蠢きながらローションを垂れ流し続けていた。
『さて、俺様は優しいからな♡ しばらく休憩の時間を与えてやる♡ 次も犯されねえように気を付けろよ。ま、俺様は次も歓迎してやるがな♡』
ラバーコラプトボア達はそう言ってのしのしと壁に向かって歩くと、現れた扉の中に消えていった。
そして、暫しの静寂が流れる。
ドラゴブレイズとグロウムタイガーはしばらく放心していたが、平静さを取り戻し始めたのかなんとか口を開いた。
「ぐう……ッ♡ グロウムタイガー、無事か……♡♡」
「……何とか大丈夫だ♡ だが、これ以上は頭がおかしくなってしまいそうだ……ッ♡♡」
息絶え絶えになりながら、互いの無事を確認する。
最強に名を連ねる歴戦のヒーローの名は伊達ではなかった。真珠入りちんぽに雄の弱点を犯され、あれ程快楽漬けにされたというのに、マスクの内側──二人のヒーローの目にはまだ正義の光が宿っていた。
「ドラゴブレイズ……♡」
「グロウムタイガー……♡」
息絶え絶えになりながらも、肉厚な四肢を奮い立たせて立ち上がる。すると、二人は互いに歩み寄り再び向きうように立った。
「どうやら同じ事を考えているようだな……♡」
「うむ♡ もう四の五の言ってられんじゃろう♡ 休憩が終わってもまた射精してしまえばコラプトボアに好き放題されてしまう……♡」
「なら、今の内にたっぷりとべろちゅーを行い快楽に耐性を付ければ良いという訳だ♡」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーがキュ……ッ♡ と両手を握り合う。媚薬入りローションというのは本当のようで、指が絡み合うだけで感じるのか、二人は熱の篭った息を吐いてしまう。
「い、イくぞ……♡」
「うむ……ッ♡ はぁッ♡」
むちゅ♡ と互いの唇と豚鼻同士が触れ合う。間髪入れず肉厚な舌が伸び、互いの舌を貪り合う。
「んじゅッ♡ フーッ♡♡ じゅるッ♡♡ フッ♡♡」
「ん゛ん……ッ♡ ハッ♡ じゅるッ♡ れろっ♡」
敏感になりビン勃ちになってしまった乳首同士が擦れ、鼻から荒い息が盛れる。べろべろと舌を絡ませ合い、唾液を、鼻息を交換しながら、二人は再び絶頂に達した。
「「〜〜〜〜ッ♡♡」」
ビクンッ♡ ビクンッ♡ と身体を震わせながら、むさ苦しい雄同士で精液をかけ合う。
そして二人はべろちゅーを続ける内に、徐々に射精を我慢出来る時間を伸ばしていった。
(よし……ッ♡ この程度の刺激なら……♡)
(そうじゃ、コラプトボアの真珠ちんぽに比べれば……♡)
ラバーコラプトボアとの交尾による脳が焼けるような激しい快楽に比べれば、辛うじてべろちゅーによる快楽なら耐える事ができる。
二人はそう考えていたが、コラプトボアとの性交が最上の快楽であり、他の快楽では叶わないと心と身体に刻み付けられた事の裏付けでもあった。
そして、休憩時間が終わり10分のカウントダウンが始まった。
豚鼻マスクにゼンタイ姿の二人はその間熱烈なキスを続け、見事射精せずに耐えるのだった──。
*****
“出されたラーメンを完食する”
次に訪れた──頭上にそう書かれた文字が浮かび上がる部屋は、今までの物よりもかなり狭いラーメン屋の店内のような空間になっていた。
席はカウンターに六席しかなく、既に四席に雄豚戦闘員が座り、山のように具を盛り付けられた麺を啜っている。
厨房には同じく猪獣人の雄豚戦闘員が腕を組んで立っていた。他と様子が違うのは黒いバンダナと前掛けを着けている点だ。
「またこの手のルールか……♡」
グロウムタイガーはそう呟くと、自身の腹に視線を向けた。ここへ来た時と比べすっかり肥え太った腹は、自分の足元すらまともに見る事ができない。鍛え上げた自慢の筋肉などすっかりその肉の中に覆い隠されてしまっている。
「だがやるしかないじゃろう……♡ それにこの程度の量なら、完食も容易いはずじゃ♡ ……よっこいせっとお゛……♡」
ドラゴブレイズは座っている雄豚戦闘員達を押しのけるようにして間に入ると、カウンターの席の上にその大きな尻を乗せた。
まだ他の戦闘員に比べれば横幅は小さいが、重量感を感じるデカ尻、そして尻尾にのしかかられ、瞬く間に椅子は見えなくなってしまう。自重によってギシギシと鳴る椅子の悲鳴を聞きながら、体重を預け軽くなった身体にドラゴブレイズは一息ついた。それを見たグロウムタイガーも戸惑いなく着席し、ラーメンが出るのを待った。
罠を警戒し、椅子に座る事すらなかった二人のヒーローはいない。むしろラーメンの良い匂いに魅了され、店主と手馴れた湯切り姿を期待に胸を膨らませながら眺めている。
「へいお待ち」
目の前に置かれた具沢山のラーメンから香る匂いに、二人はゴクリと唾を飲み込んだ。備え付けられた箸を手に取ると、辛抱堪らないといった風に麺を持ち上げ一気に啜り上げた。
(う、美味い……♡ やはりここの飯は最高じゃ♡ し、しかしこの感覚はなんじゃ……♡)
二人は自身の食欲が異常な速度で膨れ上がってくのを感じる。口に何も入っていないのが我慢できないのか、息をするのも忘れ野菜を、麺を、スープをかきこみ続ける。
胃袋が満たされる満足感と共に、二人の腹は更にブクブクと膨れ上がっていく。
「ずるるるッ♡ ずるッ♡ んぐッ♡ んんん゛……ッ♡」
胃の中が満たされれば満たされる程、現在進行形で四肢がムチムチと肉付いていく程、全身が淡い快感に包まれる。気付けば二人はラーメンを食べている最中だというのに勃起し、カウンターの裏に怒張するちんぽが触れてしまっていた。
「むぐ、ズズズ……ッ♡ お、おかしいぞ、んぐッ♡ こんな……ッ♡ ズルルルルッ♡」
食べれば食べる程快感が高まっていく。玉袋が肥大化も決して気のせいではなかった。
大きく膨れた二人の金玉は太ももを押しのけ、自然と体勢を大股開きに変えてしまう。その際、狭いカウンターでムチムチと触れる両隣の戦闘員の肉の感触が、タイツの感触が食欲だけではなく性欲を刺激する。
ラーメンと厨房の熱も相まって、いつの間にか店内は先程のサウナのようになってしまっていた。
「んぐッ♡ んん゛〜〜ッッ♡♡」
「むぐッ♡ むお゛おぉ……ッ♡♡」
びゅるッ♡♡ びゅるるるるッ♡♡ びゅるッ♡♡ と、ドラゴブレイズとグロウムタイガーは猛ける太竿から精を放った。ドクドクと脈打つちんぽはカウンターの裏を擦り、迸る白濁液で汚していく。
美味い飯で胃袋を満たし、それによって肥え太っていく事による喜びによって射精。普通ではありえない情欲に身を焦がしながら、二人のヒーローは普通の生活に戻ることはできない程の変態へと堕ちてしまった事を自覚してしまう。
(ああ……ワシはなんて事を……♡)
(し、しかし……♡ 美味いっ♡ 口が、箸が止められん……ッ♡)
自分という存在がここまで変えられ堕ちてしまった恐怖と倒錯感に震えながら、二人は黙々とラーメンを食べ進めた。そして、山のように盛り付けられた野菜やスープも含め、全て完食したのだった。しかし。
「へいお待ち」
「な……ッ」
二人の前に出てきたのは先程と全く同じ量のラーメン。困惑した様子の二人を見て、店主は一言も発さずただ親指で壁の方を指し示した。
そこにあったのは『射精一発でおかわり一杯』と大きく書かれた張り紙。
「な、なんじゃそのルールは、聞いとらんぞ……ッ♡」
その意味不明なルールを見た二人は果たしてラーメンを完食する事ができるのだろうかという大きな不安を覚えた。
しかし、その気持ちに反してあれ程食べて膨らんだ腹は腹の音を鳴らし、美味いラーメンをまた食べられる事への期待に射精したばかりのちんぽがビクビクと震えるのだった。
クリームパンのように膨れた手で箸を掴み、再びラーメンをすすり始める。
「んぐ……ッ!?♡」
半分程食べ進めた時、二人を襲ったのは背中に押し付けられた硬い感触。
気付けば、後ろには順番待ちの戦闘員達が窮屈そうに並び二人の背中に腹──そしてその下でいきり勃つ黒タイツに覆われたちんぽを押し付けていた。
二人と同様他の戦闘員もこの熱気と匂いに興奮しているのか、ヘコヘコと腰を動かしていたかと思うと、背中に向かって精液が放たれる。
食と性が入り交じる異常な空間。普通ならばすぐにでも脱出したいと思う筈だ。
「んぐ……ッ♡♡ んん゛……ッ♡♡ イ゛ィイ゛くッ♡♡ またイグッ♡♡」
しかし、変態の雄へと変わり果ててしまった二人はこんな状況でも興奮し、再び射精してしまうのだった。
「これ以上食べたら……ッ♡ もう戦闘員共と何ら変わらぬ程に太ってしまう……ッ♡」
「だと言うのに、射精が止まらんん゛……ッ♡」
当然のようにおかわりのラーメンが差し出され、急いでそれに手を付ける。
そしてラーメンを五杯食べ終えた頃、二人はようやくこの部屋から解放されるのだった。
*****
のっしのっしと大股で歩く巨漢の雄豚戦闘員が二人。否、それは豚鼻マスクと全身タイツに身を包んだドラゴブレイズとグロウムタイガーであった。
他の雄豚戦闘員と比べて辛うじて引き締まっていたヒーローとして肉体は、大盛りのラーメンを五杯も完食する事によって完全に相撲取りのような体型に──他の雄豚戦闘員達と遜色ない体型になってしまっていた。もはや二人が雄豚戦闘員達に混じって並んでも違いを見分ける事は不可能だろう。
疲労も重なり、物理的にも重たい身体を引きずりながら、次の部屋への扉を開ける。
部屋の中では腕を組みながら佇むコラプトボアを模したラバードールと、上方に浮かぶ文字が二人を出迎えた。
“戦闘員としての振る舞いを完遂する。少しでも作法を違えば罰ゲーム”
二人が浮かんでいた文字を確認すると、ラバーコラプトボアが口を開いた。
『ガハハ! 良くここまで耐えてきたな、褒めてやろう♡』
偉そうな口振りのラバーコラプトボアを二人は睨み付ける。
『すっかり戦闘員に相応しい姿になったなぁ♡ もう俺の下僕共と全く見分けが付かねえじゃねえか♡』
「御託はいい……♡ 毎回毎回、何だこのふざけたルールは……ッ♡」
『ガハハ! ふざけてるつもりなねえんだがなぁ。まあ、ここまで来たら全部教えてやるか』
コラプトボアが腕を前に出し掌を上にかざす。すると、薄らとピンク色のオーラのような物が溢れ出ているのが目視できた。
『俺様の異能力は堕落の力。俺様の身体から溢れる出るオーラを取り込んだ奴は、俺様好みで俺様に忠実なスケベ大好き変態ホモに変わる♡』
「なんじゃと……?♡」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーは信じられないと言った様子で目を見開く。
二人は新人ヒーローの頃から三十年もの間、ヒーローとしてその人生を捧げてきた。しかし、コラプトボアが今言った様な奇怪な異能力は、ヴィランにもヒーローにも、突如一般市民に発現する異能力の中でも見た事がなかったからだ。
『テメェ等を捕らえたこの場所も、テメェ等に課したルールも全てこの異能力を効率的に食らわせる為だったのさ♡』
「そんな馬鹿な話が……♡ しかし……♡」
にわかに信じ難いが、コラプトボアの話が本当なら、拉致されてから二人の身に起きた現象にも説明がつく。
(そして一番の問題は戦闘員達のほとんど──いや、全員がコラプトボアに操られている被害者かもしれないという事か♡)
人々に恐怖をもたらし、その尊厳すら踏みにじる。悪の権化であるコラプトボアに向かって、二人は確かな敵意の目をもって睨み付けた。
「……だが残念じゃったな♡ 儂等は貴様のような男の手下になんぞ死んでもならんわ!」
「うむ♡ その通りだ♡ ワシ達ヒーローを甘く見ていたな……ッ♡ 今回のこのふざけたルールもクリアし、最後には貴様を必ず捕らえ、戦闘員達も解放してみせよう!」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーが構える。これ程変わり果てた姿になって尚敵意を向ける二人に、コラプトボアは満足そうに笑みを浮かべた。
『ほう、そうかそうか。なら、最後に戦闘員としての心得をたっぷり教え込んでやろう♡』
「「……ッ♡」」
コラプトボアの言葉に二人は身構えた。しかし、コラプトボアは何をしているといった様子でただ冷たく言葉を続ける。
『何をしている? 途中の部屋でテメェ等は戦闘員としてのルールは教わったはずだ。主人を前にた下僕が最初にする事は一つ……雄豚戦闘員、敬礼!』
コラプトボアの号令が鳴り響く。瞬間、二人の脳裏に刻まれた雄豚戦闘員としてのルールが蘇った。
広くなった背筋を伸ばして姿勢を正し、丸太のような両足をぴっちりと付けて揃える。野太い左手は腰に、大きな右手は指を揃えて額の前に持っていく。そして。
「「イ゛っ、イ゛ぃーっ!♡♡ ……ほお゛ォ……ッ♡♡」」
間抜けな掛け声を上げて敬礼したその瞬間、二人の全身に得も言われぬ快感が走った。長い時間を掛けて取り込まされた異能力によって刷り込まれた戦闘員として主人に仕える快感。
言葉にこそしなかったが、雄豚戦闘員達がコラプトボアに仕える理由が一瞬で理解できてしまった。
「……まだ不慣れで抵抗感があるが、最初だから許してやろう。だが何時までもそれで許されると思うなよ? さあ、こっちに来い」
「「……イ゛ぃーっ!♡」」
敬礼した二人は、勃起したちんぽ、そして股下にぶら下がるデカ玉をゆっさゆっさと揺らしながら、下品なガニ股でその後ろをついて歩くのだった。
*****
『下僕である雄豚戦闘員に必要なのは主人である俺様に対する敬意と従順さ、そして素早く命令をこなす行動力だ』
案内された部屋は大きなデスクと豪華な椅子が設置された社長室のような内装になっていた。
コラプトボアは椅子に座り頬杖をつくと、一言発した。
『敬礼』
「「……ッ♡ イ゛ィーっ♡♡」」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーは命令通り敬礼を行う。
その際
しかし敵であるコラプトボアの手下として振る舞う事による屈辱と羞恥心からか、その所作は何処か緩慢でぎこちなかった。
『テメェ等にはこの訓練中に俺様が命令したら即座に敬礼、命令を実行できるようになってもらう。それまで一切休むんじゃねえぞ? ……敬礼!』
「「ッ、イーッ!♡」」
コラプトボアの号令に二人は再び敬礼を行う。一度敬礼を行った後はその姿勢を止めることはなく、次のコラプトボアの言葉を待つ。
そうして二人はしばらくの間、素早く敬礼で答える為の訓練を続けるのだった。
*****
『もっと必死に振って俺様に媚びろ。じゃねぇと射精させてやらねぇぞ♡』
「「イ゛ぃーッ!♡♡」」
敬礼の訓練を終えた後は、コラプトボアを楽しませるための余興もできるようになる為の訓練も行った。
頭の後ろで手を組み、足を大きく横に開いたガニ股で必死に腰を振る。雄豚戦闘員マスクを被った全身タイツ姿で、あられもなく脇や股座、腰を振る度にブルンブルンと揺れる勃起ちんぽとデカ玉を晒すその姿は無様という他ない。
(こ、腰とちんぽに効くゥッ♡ し、しかしこれも全てこの場から脱出する為……ッ♡♡)
(もう少しの辛抱なんじゃ……♡ そうすればこいつを引っ捕らえて、外の様子も見る事ができる……ッ♡♡)
頭の中ではそう考えているが、果たして感じているのは屈辱だけなのだろうか。
コラプトボアの命令通りに働き、無様な姿を晒す事に快感を覚える変態となってしまった二人のちんぽは、こんな状況だというのにも関わらず徐々に硬さが増して天に向かって反り勃ってしまっている。
ガニ股になったせいで丸見えになった玉袋は精液でパンパンに張り詰めており、気持ち良く放出したいと蠢いているのがタイツ越しにもわかってしまっていた。
『もっと腰を落とせ♡』
「「イ゛ーッ♡♡ ほっ♡ ほッ♡ ほッ♡ お゛ォ……ッ♡」」
間抜けに腰を振るだけで、勃起ちんぽからびゅぴゅッ♡♡ と先走りが噴き出る。
屈辱で眉間に寄っていた皺はいつの間にか消え、変態の雄豚戦闘員に相応しいオホ面を晒してしまっていた。
醜態を晒し続ける二人だったが変態腰振りの命令は終わらない。結局射精はさせてもらえないまま、二人の羞恥心と屈辱心が無くなるまで腰振りは続くのだった。
*****
『マッサージしろ』
「「イ゛ぃーッ!!」」
次に二人は実施奉仕訓練を行った。コラプトボアの命令を受けると、二人は敬礼を行いどたどたと重い足音を立てながらコラプトボアの元へと駆け寄った。
コラプトボアは椅子に深々と腰掛けており、二人が近づいたのを確認するラバーが黒光りする艶やかな両足を差し出した。
ドラゴブレイズとグロウムタイガーは跪くと、恭しく片足ずつ持ち上げ足先からマッサージを始めるのだった。
『おお……流石は元ヒーローだけあって力が強いな。中々やるじゃねえか♡』
「「イ゛ーッ♡ ……お、お褒めに預かり光栄でありますッ♡」」
未だに手下として奉仕するのには慣れず抵抗もあるのだろう。刷り込まれた映像と訓練で覚えた言葉遣いを思い出しながら、たどたどしくも戦闘員としてコラプトボアに答えていく。
『そのまま少しずつ上を揉んでいけ♡』
「「イ゛ぃ……っ♡」」
数々のヴィランを屠ってきた両手で、ラバーコラプトボアの両足の疲れを揉みほぐしていく。足首、ふくらはぎ、太もも……そしてその根元まで揉んでいく。すると、自然とラバーコラプトボアの突き出た腹の下──雄々しく反り勃つ真珠入りちんぽが目に入ってしまう。
『どうした? 俺様のちんぽがそんなに気になるか?』
「イ゛ぃッ♡ そ、そんな……」
こちら側を見られて問われたグロウムタイガーは反射的に否定しようとする。しかし、それは果たして戦闘員として正しい行動だと言えるのだろうか、と考えた。
「……イ゛ーッ♡ き、気になります、コラプトボア様♡」
グロウムタイガーは考えた末に、少し間を空けてそう答えた。しかし、ご機嫌取りの為に放ったその言葉が、すとんとやけに素直に自身の心の内に落ちていくのを感じた。
変態ホモへと変えられ、戦闘員として完成し始めてるグロウムタイガーにとってその言葉は本音に近い物になってしまっていたのだ。
『素直な奴だ♡ なら舌で舐めて奉仕しろ♡ テメェもだ、いいな?♡』
「「……ッ、イ゛ィーっ♡」」
大股を開いたラバーコラプトボアの間にぎゅうぎゅう詰めで入り込むと、二人は舌を伸ばし真珠入りちんぽへのフェラを開始した。
『中々上手じゃねえか♡ すっかりコッチに染まっちまったな、ええ?♡』
「れろッ♡ ハッ♡ イ゛ィーッ♡」
ラバーコラプトボアの股座から立ち昇る雄の臭いはまるで本物のように濃く、それは着実に二人の鼻を犯していく。
玉袋を、竿の根元を、裏筋を、分厚い舌で丹念に舐め奉仕を続ける。
黒光りする亀頭から溢れ出す先走りは、恐らく本物ではなく媚薬入りの液体なのだろう。その効果のせいか、それとも二人の脳に刻まれた戦闘員として主人に従う喜びのせいか。二人の鼻息はどんどん荒くなり、雄の本能からかエロ蹲踞のまま自然に腰を振ってしまってた。
『まずは上澄み一発出してやる♡ 一滴も零すんじゃねえぞ♡』
「「イ゛ぃーッ♡」」
舌での奉仕を続けながら、二人は精一杯戦闘員らしく振る舞う。
こうして従順に尽くすのも全ては脱出の為──しかし、今となっては従わなければならない理由が脱出の為である他にもう一つ増えてしまっていた。
その原因作法を違えば罰ゲームという今回のルールだ。
罰ゲームの際は十中八九、先程のべろちゅーの時の様にラバーコラプトボアに犯される事になるのだろう。二人はその凶悪な真珠入りちんぽでガン掘りされ、屈辱だがトコロテン射精をさせられてしまった。しかし、その快楽に決して屈したりせず、ヒーローとしての矜恃を守り抜く事ができた。
だがそれでも、ラバーコラプトボアとの交尾の激しい快感は、すっかり二人の脳と身体に劇薬のように刻み込まれていた。手下にはならないと豪語した二人だが、再びあの快楽を受ける事だけは防ぎたかったのだ。しかし。
『イクぞッ♡ しっかり飲み込めよォ……ッ♡ ぐ、お゛ォ……ッ♡』
「「んぶッ♡ はがッ♡ ……ッ♡♡」」
ドプッ♡ ドプッ♡ ドププッ♡ と、大量の重たいザーメン──媚薬入りローションがラバーコラプトボアの鈴口から噴き上がる。
ドラゴブレイズとグロウムタイガーは犬のように舌を伸ばして竿に付けながら、大口を開けて待機していたが、噴き上がる量の多さと互いの顔が邪魔をするせいで上手く全てを受け止めることが出来なかった。
二人は顔中をザーメン塗れにしながら必死に受け止め舐め取ろうとするも、突き出た二人の胸や腹、床へもボトボトとザーメンが落ちていってしまう。
『……下手クソ共。俺様は一滴残らず飲み込めって言ったよなぁ?』
「……ッ♡ イ゛ィッ♡ 申し訳……ッ♡」
『謝罪はいらねえよ♡』
どこからともなくもう一人のラバーコラプトボアが現れると、二人はあっという間に組み敷かれてしまった。
『戦闘員としての作法を違えたテメェ等には罰ゲームだ♡』
両足を開脚させられ、尻穴に竿をあてがわれる。二人の脳が危険信号を発するが、最早どうする事もできない。
息付く間もなく、その凶悪な真珠入りちんぽは二人の尻穴を穿った。
「ほお゛ォおおッ!?♡♡♡♡」
「あがッ!?♡♡ ァああッ♡♡」
異能力によって肥満化させられた二人の身体は相性をバッチリにされてしまうのか、コラプトボアの真珠入りちんぽは二人のイイ所を全て抉った末に、弱点である前立腺を的確に押し潰す。
ベテランヒーローとしての精神力でも抗えない激しい快感が二人の全身を貫き、情けない喘ぎ声を上げアヘ顔を晒してしまう。
『休む暇無しの全力ピストンだ♡ 壊れるんじゃねえぞ?♡』
ラバーコラプトボアのその言葉を皮切りに、言葉通りの全力ピストンが開始された。男らしく力強い腰使いでコラプトボアが腰を振る度、バチュンッ♡ バチュンッ♡ バチュンッ♡ バチュンッ♡ バチュンッ♡ と肉同士がぶつかり合う大きな音が等間隔で鳴り響く。
その間隔は素早く、その音が鳴る度にドラゴブレイズとグロウムタイガーの前立腺は的確に抉られ、その激しい快楽によって二人の視界は白く明滅する。
「おお゛ッ♡ オ゛ッ♡ ほッ♡ お゛ォんッ♡♡」
真珠入りちんぽに突かれる度、老練の雄らしからぬ声が二人の口から漏れる。すると、だらしなく開かれる二人の口目掛けてラバーコラプトボアが舌を差し込んだ。
「んぶッ!?♡ ……ッ♡ ハッ♡ お゛ッ♡ ぢゅッ♡ れろッ♡ ぢゅうう゛ッ♡ 〜〜〜ッ♡」
『れろッ♡ ずろろッ♡ ぢゅうう゛〜〜ッ♡♡ ぢゅッ♡♡』
ヒーローとヴィラン。宿敵であり同性のむさ苦しい雄であるはずのコラプトボアとの濃厚なキス。普通ならば顔を歪めすぐさまそのヒーローとしての力を持って跳ね除けるはず。
しかし、真珠入りちんぽで力強く逞しく、的確にイイ所を穿ってくるコラプトボアに雄としての魅力を感じてしまう。本能が優れた雄としてのコラプトボアを求め、愛おしげに舌を受け入れて吸い付いついてしまう。
『ヂュッ♡ ぷはッ♡ あ゛〜♡ たまんねぇ……♡♡ もう一発イくぞ……ッ♡♡』
バチュンッ♡ バチュンッ♡ バチュンッ♡ とピストンの音が鳴り響き続ける。ラバーコラプトボアが大きく腰を引き、一際強く腰を打ち付けた。瞬間。
『あ゛〜イ゛くッ♡ お゛ォッ♡ お゛〜〜〜〜ッ♡♡』
「〜〜〜〜〜〜〜ッ♡♡♡」
びゅ〜〜〜〜〜ッッッ♡♡♡ びゅるるるッッッ♡♡♡♡♡ ドクッ♡ ゴプッ♡ ゴプッ♡♡ ゴプッ♡♡
二人のラバーコラプトボアが大量のザーメン注ぎ込むのと同時に、ドラゴブレイズとグロウムタイガーの二人も絶頂に達した。
真珠ちんぽに弱点を抉られ押し出されるように噴き上がる精液は、雄としてコラプトボアに敗北した証。
「……ッ♡♡ じゅるッ♡ ちゅッ♡ ん゛ん……ッ♡ ゴク……ッ♡♡」
価値観が変わるほどの快楽を与え、勝者である至高の雄として君臨するコラプトボアに対して、最早二人は敵意ではなく愛おしさしか感じることができない。二人の四肢は求愛するかのようにコラプトボアに抱きつき、ラバーコラプトボアのザーメンを、舌を、口内に流される唾液を受け入れていた。
『お゛ォ……♡ 太った雄に種付けするのはたまらねぇな……♡ それも相手は歴戦のヒーローときたもんだ♡ 早く直に抱いてやるのが楽しみだぜ♡』
「ほ、お゛……♡♡」
舌を離して囁くラバーコラプトボアの台詞に、二人はゾクゾクと身体を震わせて悶える。
今行った一度のわからせ種付け交尾だけで、二人の心はコラプトボアに鷲掴みにされてしまったのだ。その証拠に。
『もう罰ゲームは終わりなんだがな……♡ 何だ? この口は♡』
ドラゴブレイズとグロウムタイガーの二人は、離れようとするラバーコラプトボアの舌に寂しげに舌を伸ばし返してしまっていた。
「ち、違う……ッ♡ ちゅッ♡ これは……ッ♡」
「か、身体が……ッ♡ ハッ♡ 勝手にコラプトボアを求めてしまうう゛……ッ♡」
呼吸を浅く繰り返しながらスリスリと四肢とちんぽを擦り付け雄媚びが止められない。
コラプトボアと密着し舌同士が触れ合うだけで多幸感に襲われ、黒タイツに覆われた玉袋の中では現在進行形でドクッ♡ ドクッ♡ ドクッ♡ と音を立てて精液を量産してしまう。
『そうかそうか♡ 俺様がもっと欲しいんだな?♡』
「ち、違……ッ♡♡ んん゛ッ♡♡ 〜〜〜〜〜ッ♡♡♡」
強者の雄であるコラプトボアに再び口付けされればもう逆らう事はできない。
最早罰ゲームでもない、べろちゅー種付けわからせ交尾が休む間もなく再開されるのだった。
*****
『戦闘員共……敬礼!』
「「イ゛ィーッ!!♡♡」」
ラバーコラプトボアの号令に従いドラゴブレイズとグロウムタイガーは戦闘員としての嘶きを上げた。隙間無くくっ付き揃えられたブーツを履いた両足は敬意を示す為に。下ろされ腰の横に付けられた左手は無抵抗の服従の意を示す為に。指を全て綺麗に揃え、額の前に綺麗な角度で添えられた右手は戦闘員として主に忠誠を誓う為に。
長い訓練の末行われた敬礼は素早く美しく、まさにコラプトボアの下僕、戦闘員として相応しい物になっていた。
『……良いだろう♡ そのまま左手でオナニーしろ♡』
「「イ゛ィーッ!!♡♡」」
余計な言葉を発さず二人のヒーローは奇声だけ発すると、敬礼の姿勢を維持したまま股座で反り勃つちんぽを扱き上げ始めた。
かつての宿敵に忠誠を誓うポーズをとりながら、ヒーローとしてのあるまじき痴態を見られているというのに、それが興奮の材料になるのか扱けば扱く程先走りが溢れ出していく。
(イ゛ィッ♡ 気持ち良イ゛……ッ♡)
(イ゛イーッ♡ 敬礼オナニーたまらん゛んッ♡)
数々の訓練と罰ゲームも受け、二人は思考すらも戦闘員に近い物になってしまっていた。
一心不乱に竿を扱き続ける二人にコラプトボアが言葉を投げる。
『これが最後だ♡ 戦闘員である事を認め俺様に永遠の忠誠を誓うと宣誓しろ♡』
ヒーローが──それも歴戦のヒーロードラゴブレイズとグロウムタイガーが、戦闘員としてコラプトボアに忠誠を誓う。訓練だとしても、決して起きてはならないはずの出来事だ。
「「イ゛ィーッ!!♡♡」」
しかし、二人の髭を蓄えた口から出た言葉は勇ましく低い声色の──雄豚戦闘員としての奇声だった。
「このワシドラゴンブレイズはッ♡」
「この儂グロウムタイガーはッ♡」
「「この場をもって戦闘員として生まれ変わりッ♡ 組織とコラプトボア様に永遠の忠誠を誓いますッ♡♡ イ゛ィーッ!♡♡」」
雄豚戦闘員として宣誓した瞬間、二人のちんぽがビグンッ♡ と上に跳ね腹に押し付けられる。
ラバーコラプトボアは頬杖を付きながら満足そうに笑うと、再び口を開くのだった。
『良いだろう! 俺様に忠誠を誓いながらイけッ♡』
「「イ゛ィーッ♡♡ ありがたき幸せっ♡♡ コラプトボア様バンザイッ♡ コラプトボア様に、組織に栄光あれッ♡♡」」
コラプトボアが指を弾くと、二人は宣誓すると同時にちんぽから左手手を離して腰に付け、完全な敬礼の姿勢をとった。
その瞬間、ドクドクとタイツに覆われた金玉が脈打った。射精の準備をする為亀頭がぷっくりと膨れ上がり、鈴口が微かに開く。そして──。
「「イ゛ィーーーッ!!!♡♡♡」」
びゅるるるるるるるるッ♡♡ びゅるるるッ♡♡♡ びゅ〜〜〜〜ッ♡♡♡♡ びゅッ♡♡♡♡ どぷッ♡♡ どぷッ♡♡ どぷッ♡♡ どぷッ♡♡
敬礼を続ける二人のちんぽから、凄まじい勢いで精液が噴き上がった。
あまりの射精の勢いと快楽に、二人は姿勢を正しながらも海老反りのようになってしまう。放たれる精液の軌跡は、揺れるちんぽと全身の震えに合わせて乱れ、二人の胸を、腹を、床を広く白く汚していく。
ドラゴブレイズとグロウムタイガーの平均より太い尻尾もまるで敬礼しているかのようにピーーーンッ♡♡ と逆立ち、雄豚戦闘員として行う敬礼射精が気持ち良くてたまらないと言外にアピールしてしまっていた。
(イ゛ィーッ♡♡ イ゛ってるッ♡♡ コラプトボアに忠誠を誓いながらイ゛ってしまっているう゛ッ♡♡)
(イ゛ィーッ♡♡ 気持ち良イ゛ッ♡♡ 戦闘員としての敬礼射精が癖になってしまう゛うッ♡♡)
びゅるッ♡♡ びゅるるるるッ♡♡ と放出され続ける精液は止まることを知らない。快楽で腰砕けになりそうになりながら、二人は戦闘員として健気に敬礼のポーズをとり続けていた。
広い社長室のようなこの部屋にすら、大量の精液と汗の匂いが充満し、濃い雄の匂いで満ちていく。
一分程経っただろうか、信じられない程射精を続けた二人は、最後のトドメのびゅるる゛〜ッ♡♡ と噴き上がる精液を皮切りに、ようやく長い射精を終えるのだった。
「イ゛ッ♡ イ゛ィ〜……♡♡」
「イ゛ィ〜ッ……♡♡」
浅い呼吸を繰り返しながら、口から漏れ出るのは戦闘員としての喘ぎ声だけ。それを見たラバーコラプトボアはニヤリと笑うと口を開いた。
『後はこの扉を進めばゴールだ。ゲームクリアおめでとう、俺様に忠誠を誓う戦闘員共♡』
ラバーコラプトボアの指し示す後方の壁には、新たに扉が出現していた。
小馬鹿にした態度を受けたドラゴブレイズとグロウムタイガーの二人は。
「「……イ゛ィーッ……♡」」
とだけ力無く呟くと、己の出した精液を踏み付けながら次の部屋に進んで行った。
扉の中に消えていく二人を見届けたラバーコラプトボアは一人、ガハガハと高らかに笑うのだった。
*****
「よくぞここまで来たな。ドラゴブレイズ、グロウムタイガー。最強に名を連ねるヒーロー達よ」
大広間。長く続く赤いカーペットが敷かれた先の壇上。そこに設置された豪華に装飾された椅子にどっしりと腰掛けて居たのは、黒光りするラバードールではなく、ゴワゴワとした焦げ茶色の被毛を持つ猪獣人のヴィラン──コラプトボア本人であった。
「こっちに来い♡」
「……」
コラプトボアに命じられ、ドラゴブレイズとグロウムタイガーの二人は重たい足取りで赤いカーペットの上を進んでいく。
玉袋が肥大化してしまったせいか、自然にガニ股になった二人の一歩一歩は下品なおっさん歩きそのものだ。
壇上に上がり、二人がコラプトボアとは目と鼻の先の距離まで近づいたのを確認すると、コラプトボアは口を開いた。
「実を言うと貴様等に対してここの防壁の強度を維持し続けるのも限界でな。まさかここまで俺様の堕落の異能力を耐えるとは想定外だったぜ♡」
分厚い本物の舌で舌舐りしながら、獲物を見定めるような眼光で二人を見つめる。
コラプトボアの股座を見ると、真珠入りちんぽが未だ臨戦態勢で勃起を続けていた。ラバードールと連動し、何度も二人のヒーローに対しての種付けを行ったはずなのだが、それでも萎える事はないちんぽ──そしてそこから放たれる濃厚な雄の匂いに、やはり強者としての雄の風格を感じさせる。
「テメェ等を縛り付けるルールも防壁ももう無い。文字通り暴れて脱出するのも俺様を捕らえるのも自由だって訳だが……♡」
コラプトボアがいやらしい笑みを浮かべたまま、尊大に足を組む。その表情を見れば、目の前に二人のヒーローがいても尚勝利を確信しているのだろうという事が感じ取れた。
「それはテメェ等の選択肢次第だ♡ 俺が命令するでもなく、自ら戦闘員として忠誠を誓うなら、テメェ等を俺様の下僕として認めてやる♡」
下僕、と聞いた二人の喉元から生唾を飲み込む音が鳴る。
「そうすればヒーローとしてのしょうもない使命に囚われる事無く変態ホモ交尾し放題♡ 俺様もテメェ等をたっぷりこき使ってやるし、ご褒美種付けセックスも気が向いたらやってやるよ♡」
コラプトボアの囁く、普通なら甘言と言えるはずもない甘言に二人のちんぽはピクッ♡ と反応した。
「さあ、どうする♡」
蓋を開けてみればコラプトボアにとってもギリギリの戦いだった。しかし、コラプトボアは淫らに乱れ従順になった先程までの二人の様子を見て勝利を確信していた。しかし。
「そんなモノ、当然お断りじゃ」
ドラゴブレイズの口から出た低く響くその言葉に、コラプトボアは目を見開いて驚いた。
「ワシも断らせていただこう。よくぞここまでワシ等を愚弄してくれたな……」
グロウムタイガーが怒りの籠った声を上げ──二人同時に雄豚戦闘員マスクを脱ぎ捨てた。
現れた二人の素顔。身体付きや振る舞いは戦闘員のようになってしまったが、眉間に皺を寄せコラプトボアを睨みつける眼には、確かにヒーローとしての正義の光が宿っていた。
「ガハハ……おいおい嘘だろ? あれだけ馬鹿みたいに乱れて喘いでたっつーのに……堕ちてねえのかよ」
「じゃかあしい!!!」
ドラゴブレイズが右拳を構えると、途端に炎が生み出され集約していく。グロウムタイガーも左拳を構えると、発生した電撃を纏い激しく発光し始めた。
「ブレイズフル……」
「スタングロウム──」
「待──ッ」
コラプトボアが異能力で液体を生成し防御の姿勢に入る。しかし、強力なコラプトボアの異能力であったが、従来戦闘に使うには向いているモノではなかった。そして、戦闘に関しては右に出る物はいない、最強に名を連ねるヒーロー二人の渾身の一撃を防げるはずもなく──。
「「ナックルッッ!!!!」」
今までの怒りが蓄積した拳はコラプトボアの異能力の防壁を貫通すると、豪華に装飾された椅子ごとコラプトボアを吹き飛ばした。
瞬間、辺りに轟音と火炎がうねる音、雷が走る音が響き渡った。
「……」
土煙に包まれる部屋の壁から、ビシッ、と亀裂の入る音がした。それは連鎖するように広がっていき、強固だった大広間の壁が倒壊する。
大きな穴が空いた大広間の壁からは外の日差しが差し込む。眩しい日差しは勝利を祝福するかのように二人のヒーローと、完全に気絶して伸びてしまったコラプトボアを照らすのだった。
「これでようやく終いじゃな……」
「うむ……」
こうして、二人のベテランヒーローとコラプトボアとの大きな戦いが幕を閉じるのだった。
*****
コラプトボアの身柄の拘束、そして組織壊滅のニュースは大々的に取り上げられた。
今最も恐れられている悪の組織の壊滅を個人二人でやってのけた二人のベテランヒーロー、ドラゴブレイズとグロウムタイガーは大いに称賛された。最強の名は伊達ではなく、やはりそう評されるのに相応しい──否、それ以上の実力を持っていたと、人々から、そして後輩のヒーロー達から羨望の眼差しを受けるのだった。
コラプトボアの異能力によって操られていた者達も解放され、徐々に日常生活に戻っていった。事の元凶であるコラプトボアは異能力を封じられ処分が決まるまでヒーロー本部地下深くの牢獄に囚われる事となったのだった。
後はコラプトボアの処分が決まるまで待つだけだと──久方ぶりの平和が二人のベテランヒーローによってもたらされたと、思われていた矢先の事だった。
「うぅむ……」
「ベアード、やはり彼等は改善の方向へは向かっていないのか?」
ヒーロー本部司令室。患者達の資料を見ながら唸る恰幅の良い強面の熊獣人──ベアード司令に対し、グロウムタイガーが問いかけた。
グロウムタイガーもかなりの強面であり生真面目な性格をしているが、ベアード司令はそれを上回る堅物で寡黙な性格をしている。
「そうだな。医療班達と共に尽力しているが……これは深刻な問題だ」
久方ぶりの平和が訪れたと思われていた矢先、予想外の問題がヒーロー本部を襲った。それはコラプトボアの異能力がもたらした、元雄豚戦闘員達の心身に残る影響であった。
それは所謂後遺症であり、一部の元戦闘員達はコラプトボアによる支配下に置かれなければ日常生活に支障をきたしてしまうような身体にされてしまっていたのだ。
「既に異能力下からはほとんど抜け出しているはずだが……余程強い快楽を得るのだろう。中毒性のある薬のように彼等の心を蝕み、コラプトボアに心酔させている」
ヒーロー本部の医療班の技術を持ってしても治すことは不可能で、現状の療法として最も有効なのはヒーロー本部の地下牢獄に捕らえたコラプトボアに今でも戦闘員として仕える続ける事であった。
名目上は実際に戦闘員として仕えるのではなくそういう〝プレイ〟をしているという扱いなのだが、コラプトボアの支配力なら再び戦闘員を纏め上げ地下牢獄からの反乱を行う事も可能だろう。
「お前達の強靭な精神が奴の能力に屈する事がなくて本当に良かった。これからも監視を頼むぞ、グロウムタイガー」
「うむ、任された」
その反乱を防ぐ為の監視役に、コラプトボアの異能力を一度跳ね除けたベテランヒーロー二人──ドラゴブレイズとグロウムタイガーが選ばれたのだった。
*****
「グロウムタイガーさん、おはようございます!」
「うむ、おはよう」
司令室から離れたヒーロー本部内の通路。中堅ヒーローがすれ違うグロウムタイガーに挨拶をして通り抜けていく。グロウムタイガーも堂々と挨拶を交わし、目的地に向かって歩みを進めた。
「……」
コラプトボアが残した後遺症──深刻なのは精神面での影響だが、それは肉体面にも大きな爪痕を残していた。
通路を歩くグロウムタイガーはでっぷりと肥ええ太ったままであり、ヒーロースーツを着てはいるもののシルエットだけ見れば雄豚戦闘員そのものだ。
膨れ上がる食欲は収まる気配を見せず、パワーとスピード──どちらも高水準の最強の名に恥じないファイトスタイルも、スピードが落ちパワーに振れたスタイルに変わってしまっていた。
その落差は想像以上で、後輩ヒーロー達の中ではそんな二人の姿を受け入れられない者もいた。
だが、その後の二人は今までと変わらず、最強に名を連ねるヒーローの名に相応しい活躍を続けてみせた。この歳になってもトレーニングも怠らず、あまり見た目に変化は無いが徐々に減量も行い始めていた。
二人を見る訝しげな目も徐々に消え、変わり果てた二人の姿は受け入れられていったのだ。しかし……。
「来たぞ、ドラゴブレイズ」
「グロウムタイガー……待っていたぞ」
ヒーロー本部内に造られたドラゴブレイズの個室を訪れたグロウムタイガーは、その中に足を踏み入れると出入口の扉を閉めた。
「もう、今日の予定は残っていないな……」
「うむ、この後のコラプトボア達の経過観察だけだ……♡」
ソファに座っていたドラゴブレイズの前に立つ。やはりドラゴブレイズもグロウムタイガーと同様、浮き上がっていた筋肉は脂肪に覆われ、胸や腹、四肢全てが丸みを帯びた体型になっている。専用に作られたヒーロースウツも引き伸ばされ、パツパツでサイズが合っていない感が否めない。
だが、そんな変わり果てた戦友の姿を見合う二人の目は、情欲に飲まれた雄の目付きへと変わっていた。
浅く呼吸を繰り返しながら徐々に顔を近づける。両手を握り合い、愛し合うように太い指を絡ませる。
「グロウムタイガー……♡」
「ドラゴブレイズ……ッ♡」
艶の入った声で互いの名を呼び合い、二人の口と口が近付く。そして。
「ちゅ……ッ♡」
「ん゛……ッ♡」
互いの唇が触れ合う。薄目を開き、潤んだ目と目が合う。辛抱堪らなくなったのか、間髪を入れずに舌を伸ばすと互いの舌を絡め合わせる。
「ハッ♡ ちゅッ♡ れろッ♡」
「フッ♡ んちゅッ♡ ハッ♡」
肉付いた身体を密着させ合いながら、舌を絡ませ続ける。いつの間にか硬さを宿したちんぽはヒーロースウツを持ち上げ、股間にテントを張り始めていた。
吐息と唾液を交換しながら深いキスを続ける。湧き上がる情欲を満たす為に、その肉厚な身体を押し付け合いながら、股間のテント同士を擦り合わせる。
「ちゅッ♡ フッ♡ グロウム、タイガーッ♡ ……ッ♡」
「れろッ♡ はぁッ♡ ドラゴブレイズ……ッ♡ ん゛ん……ッ♡」
コラプトボアの異能力から脱した後、二人はこうして太ましい雄に対して湧き上がる劣情を、互いにまぐわい合う事で何とか満たしていた。
療法として有効なコラプトボアの手下として戦闘員プレイを行うという選択肢もあった。だが、ベテランヒーローとしてのプライドや、皆が憧れその背中を目指す面子や期待の眼差しを裏切る事ができず、その手段を取る事はできなかったのだ。しかし。
「ぐおぉ……♡ い、イけん……ッ♡ んちゅッ♡ こんなに昂っておるというのに♡ 幾ら舌を絡ませても……ッ♡ れろッ♡ ぢゅ……ッ♡ ちんぽを擦り合わせてもイけん゛ん……ッ♡♡」
「ワシもじゃ……ッ♡♡ 気持ち良い……ッ♡ ハッ♡ だが、あのタイツを着てお主とッ♡ 身体を擦り合わせた時のようにイく事ができんん゛♡♡」
コラプトボアを倒したあの日以降、二人は一度も射精する事ができていなかった。
「んちゅッ♡ じゅるッ♡ 〜〜〜〜〜ッ♡♡」
「ちゅッ♡ ほお゛ぉッ♡ 〜〜〜〜〜ッ♡♡」
ドラゴブレイズがグロウムタイガーの舌を強く吸い上げ、グロウムタイガーの太足がピンと伸びる。それを皮切りにして、二人の肉体が大きく痙攣した。
射精の伴わない仮初の絶頂に至ったのだ。
しかし、そんなモノでは雄の本能を満たす事はできない。射精を行わなければ、玉袋に蓄積した大量の精子をその太竿から吐き出さなければ二人は真に満足する事はできないのだ。
最初は気にすること無く欲求を耐えていた。しかし二人も立派な雄。時間が経てば玉袋の中に精子が貯蔵されていき、ムラムラが我慢できない域にまで達していく。
コラプトボアを捕らえ二ヶ月が経とうとした頃、とうとう二人は互いに性欲発散の場を設けようと持ち掛け、こうして人目を忍んでまぐわうようになったのだ。
「ふう……ッ♡ ふ……ッ♡ そろそろ行かねばな……♡」
「ハッ♡ はひ……♡ そ、そうだな……♡」
ムラムラが治まらぬまま、二人は立ち上がり部屋を出る身支度をする。勃起が半勃ちになるまで休息をしてから、二人はコラプトボアが捕らえられた地下牢獄へと向かうのだった。
*****
「イ゛ィーッ! 待っていたぞヒーロー共!」
二人のベテランヒーローが地下牢獄に繋がる通路の出入口に辿り着くと、一人の戦闘員が出迎えた。
勿論、コラプトボア達はその身柄をヒーロー本部に拘束されている。だが、プレイを忠実に行うと、どうしても敵であるヒーロー達にはこういった口調にならざるを得ないのだ。
最早何度もここへ来た二人にとっては見慣れた光景だったが、今日は少し様子が違った。長期間性欲が解消できなかった事によって欲求不満の二人には、この戦闘員の立ち振る舞い、そして肉体がとても魅力的に見えてしまったのだ。
「コラプトボア様はこちらだ! 付いてこい!」
黒のぴっちり全身タイツに覆われた肉体が遠ざかっていく様を、二人はゴクリと唾を飲み込んで眺めた。
もし、あのままコラプトボアに抗わず、自分達も変態ホモの戦闘員としてその身を堕としていたら……。
(……いかんッ! そんな事を考えるなぞ……♡)
(ワシはヒーローじゃ! そのような妄想にうつつを抜かす訳には……ッ♡)
二人は頭を振りかぶり、何とか正気を取り戻す。そして、顔を少し紅潮させながらも、二人は戦闘員達の後ろを付いて歩くのだった。
「イ゛ィーッ! コラプトボア様! 監視役のヒーロー二人を連れて参りました!」
「ガハハ! ご苦労。んじゃ、変態ホモの戦闘員共の為に今日も命令してやるか……」
牢屋の中にはコラプトンの本拠地に置いてあった豪華に装飾された椅子が置いてあり、囚人らしからぬ態度でふんぞり返っていたコラプトボアがニヤニヤと下衆な笑みを浮かべていた。
その正面には七人の戦闘員が休めの姿勢で待機している。牢屋の扉をグロウムタイガーが開けると、二人のベテランヒーローを案内した戦闘員もそこに加わった。
「戦闘員共、敬礼!!」
「「「イ゛ィーッ!!」」」
コラプトボアの号令に従い、戦闘員達はビシッと敬礼の姿勢をとる。その際、肉付いた胸と腹がゆっさゆっさと揺れ、勃起したちんぽがビンッ♡ と間抜けに真上に突き上がった。
太った雄達の醜態を、ドラゴブレイズとグロウムタイガーは複雑な表情で見守っている。
「いいだろう。お前は肩のマッサージ。お前とお前は足のマッサージだ」
「「「イ゛ィーッ!!」」」
コラプトボアが戦闘員達にそれぞれ命令を与えていく。ある戦闘員は竿に舌を這わせて奉仕。ある戦闘員達はその場で淫らに絡み合い、余興としてコラプトボアを楽しませた。
皆がコラプトボアの為その身を使い誠心誠意尽くす。そんな奴隷達を見て、コラプトボアは満足そうに口を歪めた。
主人に仕える悦びを享受しながら勃起するちんぽは、コラプトボアの許可無しでは射精する事もできない。しかし、主人に射精を管理されている事自体、下僕の戦闘員にとって最上の喜びなのだ。
ドラゴブレイズとグロウムタイガーは一言も発さずその光景を見守り続ける。
すると、コラプトボアが二人を見て口を開いた。
「どうした? そんな物欲しそうな目で見て。二人共勃起しちまってるじゃねえか♡ そんなに俺に奉仕する戦闘員共が羨ましいか? ドラゴブレイズさんにグロウムタイガーさんよ♡」
「「な……ッ♡」」
コラプトボアの言う通り、勃起した二人のちんぽはヒーロースーツを窮屈そうに押し上げテントを張ってしまっていた。
ヒーローが正義の象徴であるヒーロースーツを纏いながらヴィランの前で勃起をするなど言語道断。二人は恥じらいと屈辱で顔をほんのりと赤く染めた。
「違う、これは……!」
言い訳をしようと見苦しいだけだ。その先の言葉が出ないグロウムタイガーを見たコラプトボアは、笑いながら口を開いた。
「最初の頃はすました顔で見ていやがったが……本当はお前等もコイツらと同じように、変態戦闘員として俺様に扱き使われたいんじゃねえのか?♡ 俺様は構わねえぞ? 奉仕できる穴は沢山あるに越したことはねぇからな♡」
コラプトボアは奉仕させていた戦闘員の顔を退かすと、立派な巨根勃起ちんぽをビクビクと揺らしてアピールしてきた。
コラプトボアの異能力によって刷り込まれた男色の精神。そして、わからせ種付け交尾で刻み込まれたコラプトボアが最も優れた雄で、それに屈する事が幸せという変態ホモ戦闘員にとっての最上の幸せという精神が二人の脳を揺らす。しかし。
「あまり儂等を愚弄するなコラプトボア……! 儂等はヒーローだ! 肉欲に身を任せて悪の手先に堕ちる事など決してないわ……ッ♡」
ドラゴブレイズは睨み付けるようにしながら、確かにそう言い切った。しかし、呼吸は浅くヒーロースーツの股間部分にはテントは張ったままだ。
「……ハッ! そうかいそうかい。ま、別に俺も無理強いはしねえよ。この環境も悪くはねえからな」
そう言ってコラプトボアは戦闘員達の奉仕を再開させた。やけにあっさり引き下がったコラプトボアに、ドラゴブレイズとグロウムタイガーは少し肩透かしを食らったような顔をした。だが、二人の心の内ではコラプトボアの態度に少しばかりの物足りなさを感じてしまっているのだった。
*****
「グロウムタイガーッ♡ グロウムタイガー……ッ♡」
「ドラゴブレイズ……ッ♡ はぁッ♡ ハッ♡」
数日後の夜。ヒーロー本部に造られたグロウムタイガーの個室。
その日のパトロールを終えた二人はヒーロースーツも着替えぬまま、今日も淫らにまぐわい合っていた。
「んお゛ぉ……ッ♡ 締まるぅ……ッ♡」
「も、もっとじゃ……ッ♡ もっと突いてくれッ♡」
よく見れば、ヒーロースーツは股間と尻周りだけ解除された変態的なデザインになっている。
それはスーツのぴっちりスリスリ具合を好むよう性的趣向を変えられた二人が自らの欲求を満たす為、元々ヒーロースーツに備わっていた部分解除機能を使っていたのだった。
「ぢゅッ♡ ちゅッ♡ ふッ♡」
「れろッ♡ はッ♡ ぢゅう゛ぅ〜……ッ♡♡」
腰を動かしながらも口付けを行い、吐息を交換しながら舌同士を絡め合わせる。以前の二人なら男同士で、それも肩を並べる戦友同士でこうしてまぐわい合うなどなど気色が悪いと吐き捨てていただろう。しかし、変態ホモへと変わり肥大化した性欲を持て余す二人は、毎晩こうしなければ我慢の限界を迎える身体になってしまっていた。
だが、こうして絡み合っても満足できる訳では無かった。やはり、何度こうしていようが射精に達することはないのだ。
その理由は二人も分かっていた。基地に拉致された際に着せられた戦闘員タイツが、雄の匂いを強く取り込める豚鼻マスクが無ければ、コラプトボアの射精許可が無ければいけないのだ。
二人は持ち前の老練のヒーローとしての精神力で耐え続けていた。しかし、それももう限界を迎えつつあった。
「ふう……ッ♡ ちゅッ♡ そろそろ時間だ……♡ れろッ♡ ちゅッ♡ もう行かねば……♡」
「ん゛んッ♡ ハッ♡ そうじゃな……♡ だ、だがもう少し……ッ♡ じゅるッ♡ ちゅッ♡ んお゛ほぉ……ッ♡」
ばちゅんッ♡ とグロウムタイガーが腰を大きく打ち付けると、ドラゴブレイズが濁った声を漏らす。
満たされることなく只々肥大化していく性欲は二人の精神を着実に蝕んでいく。とうとう二人は
ヒーローとしての責務を放棄し、もうしばらく堕落した時間を楽しむのだった。
*****
「イ゛ィーッ! 今日は随分と遅いじゃねえか、待ちくたびれたぞヒーロー共!」
「ぐ……っ、仕方がないだろう、ワシ達は……」
グロウムタイガーはそこまで言ってから言葉を止めた。肉欲が発散できずまぐわい続けるしかなかったのだと誰が言えるだろうか。できるのは浅い呼吸を繰り返し、ヒーロースーツの股間部分に大きなテントを張ったまま、どこか焦点の合わない目で戦闘員を見つめ返す事だけだ。
「随分出来上がってるみてえだな……♡ コラプトボア様のおっしゃる通りだ♡ おい、これを見ろ♡」
そう言って戦闘員が取り出したのは二人分の黒タイツとグローブ、そしてブーツだった。それを見た二人は驚きの表情を浮かべる。
「それは……ッ♡」
「コラプトボア様直々のお達しだ♡ 今ここでこのタイツを着て懇願すればお前達を戦闘員として仕えさせてやるそうだ♡」
数ヶ月以上もの間満たせなかった欲求を簡単に発散できるモノが目の前にある。今まで耐え続けていたが、我慢の限界を迎えた二人は、その黒タイツに手を伸ばしそうになる。
「……ッ♡ だから何度も言っているじゃろうッ♡ 儂達はコラプトボアの手下なんぞにはならんッ♡」
しかし、屈強なベテランヒーローとしての精神が、ここでも踏ん張りを見せた。
「そうだ、だからコラプトボア様も言っている。これは最後のチャンスだとな」
しかし戦闘員の勧誘は終わらない。『最後のチャンス』という言葉に二人の表情に明らかに同様の色が浮かんだ。
「コラプトボア様は偉大なるお方だ。そんなお方が何度もお前達ヒーローを誘って手を煩わせるはずがないのだ。そして今回の誘いを断られたら男らしく諦めてやると、そう仰っている♡」
断れば二度とあのタイツの、豚鼻マスクの着心地を味わえない。そして射精を封じられたちんぽもいつ解放されるかわからないまま。
覚悟を決めた二人の硬い決意に、少しずつ亀裂が入っていく。
「考えてもみろ。お前達の場合コラプトボア様の下僕、変態戦闘員として過ごすのは一日のほんの少しの時間だけでいいんだ♡」
戦闘員は厭らしい笑みを浮かべながら、悪魔の囁きを続ける。
「そのご大層な正義を裏切るわけじゃない♡ むしろお前達は正義の為のヒーロー稼業に集中する為に、この戦闘員タイツを着てコラプトボア様に仕え、ゼンタイの変態ホモ戦闘員としての肉欲を発散するんだ♡」
聞き心地の良い逃げ道を提示され、ゴクリ、と生唾を飲み込む音がドラゴブレイズとグロウムタイガーの喉元から鳴る。
二人の呼吸がより浅く、荒くなっていく。再びあの全身黒タイツに身を包み、己の欲の赴くまま乱れる姿を想像しているのだ。
「さあ、これが最後のチャンスだ♡」
戦闘員が黒タイツを差し出す。
戦闘員の掌の上にある漆黒の生地を見ると、拉致され快楽に溺れたあの頃の記憶がフラッシュバックする。
何度も戦闘員同士で絡み合い、雄の熱と匂いに包まれながら吐精した。コラプトボアに犯され、無様に雄として敗北して射精した。変態ホモの雄豚戦闘員として敬礼を行い、コラプトボアに忠誠を誓いながら射精した。
その全ての快楽が、ヒーローである今では得ることができない。しかし。
「……そうじゃ、こやつの言う通り裏切る訳では無い……♡」
“プレイ”の名目で雄豚戦闘員として振る舞うのなら、再びあの快楽を──ヒーロースーツに押さえつけられたビンビンのちんぽをようやく射精させてやる事が出来る。
「これも正義の為、このムラムラを解消してヒーロー活動に集中する為なんじゃ……ッ♡」
ドラゴブレイズが小さな声で呟くとヒーロースーツを押し上げたテントがビグッ♡ ビグッ♡ と激しく揺れた。テントの先端──それぞれの能力の色を模した赤色の部分は、先走りの染みが広がりより濃い色に染まってしまっている。
「……うむ、そうだな……♡ 決して、決して本当にコラプトボアに屈した訳では無い……♡」
グロウムタイガーの口角が上がる。半開きになった舌の覗く口からはハッ♡ ハッ♡ と浅く艶やかな吐息が漏れる。
逃げ道を──目の前に転がる射精への快楽を用意され、その期待に自然と腰がヘコヘコと揺れてしまう。
汗が滴らせながら、蒸気した顔で黒タイツを見つめるベテランヒーロー二人を見て、戦闘員は邪悪に口を歪めるのだった。
*****
「イ゛ィーッ! コラプトボア様! 監視役のヒーロー二人を連れて参りました!」
コラプトボアが捕らわれた牢屋の中。挨拶をした戦闘員の後ろに立っている二人の巨漢を見たコラプトボアは心底愉快そうな笑みを浮かべた。
「それで、返事はどうだ?」
しばしの沈黙が流れたが、それはとある一言で破られた。
「「……変身解除♡」」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーの二人のヒーロースーツが光の粒子に覆われ霧散する。現れたのは産まれたままのあられもない姿になった二人のヒーローであった。
二人は左手首に取り付けられたヒーロー端末を外してその場に落とす。そして、戦闘員からそれぞれ黒のタイツを受け取った。
そして野太い片足を持ち上げると、興奮冷めやらぬ様子で黒タイツのネック部分に素早く足を通した。
「ぬお゛ぉ……ッ♡」
ムチィッ♡ と二人の黒タイツが野太い雄の足の形に広がる。そして、一息吐く間もなくもう片方の足も通し、一気に胸元まで引き上げる。すると、伸縮性の高いタイツが勃起したドラゴブレイズとグロウムタイガーのちんぽ、そしてまん丸と突き出た太鼓腹のシルエットをくっきりと浮かび上がらせた。
「ああ……♡ こ、こんな変態の着るような♡ コラプトボアの手下の証に自ら身を包むなぞォ……♡ 何たる屈辱じゃあ……ッ♡」
口ではそう言っているものの、その顔には明らかに恍惚の色が浮かんでしまっていた。
「だがこれも、全てはヒーロー活動の為……ッ♡ このムラムラの原因の……ッ♡ パンパンに張り詰めた玉袋からザーメンを放出する為なのだ……ッ♡♡」
腕を通し、グローブを嵌め、ブーツを履いていく。そして。
「ぐ、オ゛ぉ……ッ♡ す、擦れるぅッ♡」
「お、覆われてしまった……♡ 戦闘員タイツに、ワシの身体がぁ……ッ♡」
目を細め、吐息混じりにそう言葉を放ったドラゴブレイズとグロウムタイガーのちんぽは、黒タイツにピッチリと覆われビンビンに勃起してしまっていた。
以前との決定的な違いは、強制的ではなくドラゴブレイズとグロウムタイガーの意志によってこの黒タイツに身を包んだという点。最強の一角を為すベテランヒーロー二人は後戻りが出来ない程に堕ちてしまっていた。
「……ガハハ♡」
一部始終を見守っていたコラプトボアは全てを察して口を歪めた。そして、自分から声を掛けるまでもなく、ただ二人の次の反応を待つ。
コラプトボアの男らしい眼光に射抜かれ、黒の戦闘員タイツを着た二人のヒーローは息を荒らげその巨体を震わせると、ゆっくりと姿勢を正した。
両足を揃え、背筋を伸ばして立ち、両手を腰の横にぴったりと付けた。
やはりまだ抵抗はあるのか、二人の眉間には皺を寄り屈辱的な表情を浮かべている。しかし、そこには確かに期待の色が混じっている事をコラプトボアは感じ取っていた。
「コラプトボア、頼む……儂を、儂達を♡」
「お主の戦闘員として仕えさせてくれ……♡」
ビクンッ♡ と、二人の黒タイツに覆われたちんぽが再び大きく跳ねる。
「俺様がたっぷり戦闘員としての礼儀を教えてやっだろう♡ どうすれば良いかはわかるな?」
「……ッ♡」
ぐひ♡ と、二人の口からヒーローらしからぬ声が漏れる。
左手と足の姿勢はそのまま、右手指を揃え左手の前に持っていき、二人はその低く響く声で高らかに宣誓するのだった。
「イ゛ィーッ!!♡♡ この儂ヒーロードラゴブレイズはッ♡♡」
「イ゛ィーッ!!♡♡ このワシヒーローグロウムタイガーはッ♡♡」
「「本日をもってコラプトボア様に完全敗北しッ♡ 雄豚戦闘員として生まれ変わりましたッ♡ コラプトボア様に永遠の忠誠を誓いますッ♡ コラプトボア様バンザイッ♡♡ コラプトボア様に、組織に栄光あれッ♡♡ イ゛ィーッ!!♡♡」」
訓練ではなく、自の意思で敗北とコラプトボアへの忠誠を誓うと宣言した。それは、ベテランヒーローであるドラゴブレイズとグロウムタイガーが、ヴィランであるコラプトボアに真に敗北した瞬間であった。
「ヒーロー変態ホモ奴隷化記念だ♡ 射精許可をくれてやる♡ 俺様に忠誠を誓って感謝しながらイけよ♡」
コラプトボアが手を顔の横まで上げる。その指が弾かれれば、二人は待望の射精を行う事になる。
(ああ……ッ♡ 来る……ッ♡ キてしまう゛ぅ……ッ♡♡)
(敬礼しながら射精……ッ♡ あの快感がまた……ッ♡♡)
コラプトボアの親指と人差し指が交差する。そして、バチンッという音が鳴ると、二人の全身を快感が突き抜けた。
「「イ゛ィーッ♡♡ ありがたき幸せぇッ♡ ……イ゛ィーーーッッ!!♡♡♡♡」」
びゅるッッッ♡♡♡♡ びゅるるるるッッッ♡♡♡♡ びゅッ♡♡♡ びゅ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ♡♡♡♡
と、黒タイツ覆われた二人のちんぽはいとも簡単に射精した。
強面気味な二人の表情は完全に破顔し、口角の上がった口の端からは涎が垂れ、顔中を涙と汗の汁まみれにしてしまっている。
射精の快楽に身を投じる二人の姿を見て、果たしてこれはカウンセリングの為の“プレイ”なのだと言えるのだろうか。
(ちんぽイ゛グッ♡ イ゛ってしまっとるッ♡ ああ、たまらんん゛……ッ♡♡)
(びゅーびゅー出るッ♡ 射精が止まらんん゛ッ♡)
数ヶ月行えなかった念願の射精。そしてその快楽に、二人は心の底からコラプトボアに屈して良かったと考えてしまう。
そんな射精を続ける二人の後ろに戦闘員が近づくと、何処からか取り出した雄豚戦闘員マスクを二人の頭に被せる。
「オ゛……ッ♡♡ イ゛ィ〜……♡」
「フゴッ♡ ほッ♡♡ イ゛ィ……ッ♡♡」
マズルがぴっちりとマスクの豚鼻部分に覆われ、フゴフゴと情けなく鼻が鳴る。雄の匂いを強く取り込める懐かしい感覚、完全な雄豚戦闘員として堕ちる事のできた喜びに、二人は放出する精液の勢いを一際強くするのだった。
「ガハハ♡ もう戻れねえなあ♡ テメェ等も一生俺様の下僕、雄豚戦闘員だ♡」
敬礼しながら気持ち良く射精を続ける二人の様子を見たコラプトボアが愉快そうに笑う。こうして、ドラゴブレイズとグロウムタイガーの堕落が始まったのだった。
*****
その日以降、ドラゴブレイズとグロウムタイガーの生活は一変した。ヒーロー本部には気付かれないよう、コラプトボアによるカウンセリングが必要な獣人を二名名簿に追加し、頻繁に休暇を取るようになった。
理由は簡単。二人が人目を忍びながらコラプトボアの手下、変態ホモの戦闘員として奉仕する時間を作る為だ。
「今日はそこで盛り合え♡ 変態ホモらしく乱れて俺様を楽しませろ♡」
「「「イ゛ィーッ!!」」」
コラプトボアの命令に肥満体の戦闘員達は美しい敬礼で答える。勿論、その中には全身黒タイツ、豚鼻マスクに身を包んだドラゴブレイズとグロウムタイガーの姿があった。
すっかり戦闘員の衣装と敬礼が様になってしまっているその姿は、何も知らなければ誰も二人が現役のベテランヒーローだと気付くことは無いだろう。
「イ゛ィッ♡」
「イ゛ィーッ♡」
戦闘員達は己の欲に従い、各々近くの雄と絡み合い始める。タイツを着ながら太った雄同士でキスをし、乳首を、腹を、尻を、竿を弄り合う。ドラゴブレイズもグロウムタイガーも含め、その変態行為に抵抗を示す者は誰一人としていなかった。
「イ゛ィーッ♡ 挿入れるぞ♡ いいな?♡」
「イ゛ィーッ♡」
豚鼻マスクを被った巨漢の龍人──ドラゴブレイズが徐に近くの戦闘員の尻穴に挿入する。変態ホモ戦闘員同士、互いを気遣う事などない。一度挿入してしまえば、ドチュドチュと激しい音を立てながらその太竿で尻穴の奥を責め立てていく。
「イ゛ィーッ♡」
「イ゛ィインッ♡♡」
(せ、戦闘員タイツ着てホモセックスたまらんッ♡ 金玉がドクドク脈打っておるッ♡)
多くの市民を守ってきた鍛えられた両腕で戦闘員のデカ尻をガッシリと掴みながら、腰を一定間隔で前後に動かしていく。
ドラゴブレイズがホモセックスに夢中になっている間、グロウムタイガーもこの肉欲の宴に身を投じていた。
「イ゛ィッ♡ イ゛ィッ♡」
「い゛ぎっ♡ イ゛、ィーッ♡」
豚鼻マスクを被った犬獣人は、豚鼻マスクを被った虎獣人──グロウムタイガーを抱き抱え、壁に押し付けるようにしながらピストン運動を繰り返す、所謂駅弁を行っていた。
(ぐおぉッ♡ 戦闘員ちんぽがッ♡♡ ワシの奥を抉って……ッ♡♡ イ゛クッ♡ もうイ゛ってしまう゛ぅッ♡♡)
戦闘員の腰使い、そして自重が合わさったピストンは、グロウムタイガーをすぐさま限界まで追いやった。
「ングッ!?♡ ……ん゛ッ♡ じゅるッ♡ イ゛ィ……ッ♡ ちゅッ♡」
「イ゛ィーッ♡ ちゅッ♡ れろッ♡ じゅるるッ♡♡」
その状態で口付けされたグロウムタイガーは、間髪入れずに戦闘員の舌を受け入れると、淫らに舌を絡ませあった。そして。
「イ゛クッ♡ イ゛ッ♡ イ゛ィッ♡ イ゛ィーーーッ♡♡♡」
「イ゛ィーッ♡♡」
犬獣人の戦闘員がデカ尻の中に中出しすると同時に、その精液に押し上げられるかのように、グロウムタイガーは黒タイツに覆われたちんぽから大量に射精を行った。
犬獣人の戦闘員と舌同士を密着させながら、その大きな背中に抱きつき、ゾクゾクと背筋を震わせながら射精の快楽に浸っている。
それと同時に、ドラゴブレイズにも限界が訪れようとしていた。
「イ゛くッ♡ 中に、出すぞォッ♡ イ゛ッ♡ イ゛ィーーーーッ♡♡」
「いぎッ♡ イ゛ィーッ♡♡」
どぷッ♡ どぷッ♡ どぷぷッ♡ とドラゴブレイズの太竿から放たれた精液が戦闘員の尻穴に注がれていく。
「イ゛ぃ……♡ イ゛……ッ♡♡」
豚鼻マスクの下、龍人の面影があるマスクからはだらしなく舌が垂れ、射精の余韻に浸っているのがわかる。
(ああ……たまらん゛ん……♡ これが本能に従い、欲望のままに生きるということ……♡)
(気持ち良い……ッ♡ これが、コラプトボアの手下に♡ 戦闘員へと身を堕ちす快楽……♡)
戦闘員になる事を抵抗していた頃に比べ、許可さえあればいとも簡単に行える射精。それも只の射精ではなく、遠い過去である若い頃から熟年の今に至るまで、何度も体験してきた中で最上とも言える快楽。
(じゃが、これはあくまでもプレイ……ッ♡♡ ムラムラを解消しヒーロー活動を行う為、仕方なくやっている事なんじゃ……ッ♡)
(射精すれば、後遺症が治ればすぐにヒーロー活動に戻る♡ だから今だけ、今だけこうして戦闘員として振舞っているだけなのだ……ッ♡)
頭の中で言い訳を重ねながら、雄豚戦闘員として淫らな宴に身を投じ続ける。
しかし、訓練を受けていた頃よりも雄豚戦闘員としての仕草がすっかり様になっている事に二人は気づいているのだろうか。
二人のヒーローとしての精神は、徐々に、着実に雄豚戦闘員としての生活の虜になっていった。
*****
「見てるとお前は挿入れる側が多いみてぇだからなぁ。しっかり尻も特訓してもらうぜ♡」
「イ゛ィーッ♡」
またある日は、タチの割合が多めのドラゴブレイズを矯正する為のちんぽ利き特訓を行う事もあった。
ドラゴブレイズは命令通り従順に目隠しをし、四つん這いになって尻を差し出す。興奮した戦闘員達は順々にドラゴブレイズの尻穴に挿入し、その中に濃厚な精液を放っていく。勿論、それは戦闘員へと堕ちたグロウムタイガーも例外ではなかった。
鼻息を荒らげながらドラゴブレイズの尻肉を掴むと、そのいきり勃ったちんぽの亀頭を尻穴に埋める。
「イ゛ッ♡ イ゛ィ……ッ♡♡」
ドラゴブレイズは顔を仰け反らせ呻き声を上げた。
グロウムタイガーのちんぽもドラゴブレイズに負けず劣らず立派な太さをしており、その大きさは戦闘員達の中でも上位に入る。そんなちんぽが前立腺を抉ってくる快楽に息絶え絶えになりながら、ドラゴブレイズは言葉を紡いでいく。
「抉れる……ッ♡♡ こ、このちんぽはぁッ♡♡ お゛ォッ♡ グロウム……っ♡ 9番のちんぽでありますッ♡♡ イ゛ィーッ♡♡」
「正解だ8番♡ 褒美にこのままワシのザーメンをたっぷり中に出してやるぞ♡」
グロウムタイガーは豚鼻マスク越しにヒーローらしからぬ下品な笑みを浮かべると、力強く腰を打ち付けドラゴブレイズの尻穴に中出しを行った。ドプドプと注がれる重たい精液の感覚に、ドラゴブレイズはオホ顔を晒しながら身震いする。
「イ゛ィィ……♡ あ゛〜ッ♡ たまらん゛……♡♡」
射精しながらもいやらしく腰を前後に動かし、玉袋に残っていたザーメンを全て注ぎ込もうとする。
それは射精を餌にされ仕方なくコラプトボアに従う者の行動には到底見えない。性欲解消の為仕方なく“プレイ”を行っているという建前は二人の中から徐々に消え始め、雄豚戦闘員としての時間を心の底から楽しむようになってきてしまっていた。
ザーメンを全て注ぎ終わったグロウムタイガーは、その太竿を尻穴から引き抜くとデカ玉と勃起ちんぽを揺らしながら下品にガニ股で離れていく。その様は、最早快楽に溺れる他の雄豚戦闘員達と相違なかった。
そして、グロウムタイガーの次の者に挿入の順番が渡される。
一体どんなちんぽが挿入されるのかと楽しみにしていたドラゴブレイズだったが、尻穴に新たなちんぽが埋まった瞬間、その様子は一変した。
「ぐごおおおおッッ!?!?♡♡♡♡」
激しい海老反りになりながら、牢屋内に大きな濁声が反響する。グロウムタイガーの時など優に凌ぐ今日一の反応。
ドラゴブレイズに挿入したちんぽの主は、雄豚戦闘員達の主人、ヴィランコラプトボアであった。
「イ゛ッで♡ イ゛っでしま゛っどるう゛う゛ぅッッ♡♡♡♡」
「おい8番、ちんぽの主は誰か答えろ」
戦闘員の一人がドラゴブレイズの前に立ち、口髭を蓄えた顎を持ち上げ問いかける。ドラゴブレイズは顔中を涙や汗、涎という汁まみれにしながら、必死に声を振り絞って答えた。
「コラプトボア様ッ♡ このおちんぽ様の主はコラプトボア様でずうう゛ぅッ♡♡♡」
真珠入りの生ちんぽに弱点を抉られ、たまらずトコロテン射精を続けるドラゴブレイズ。最早グロウムタイガーのちんぽですら敵わない雄の存在感と快感に、ドラゴブレイズは秒速で屈してしまっていた。
「正解だ♡ よくわかったじゃねえか♡」
「ごお゛ォお゛お゛……ッ♡♡♡」
コラプトボアの極太真珠入りちんぽに、雄としての力で完全敗北したグロウムタイガーも最早悔しさを覚える事はなかった。むしろコラプトボアに崇敬の感情を抱き、その剛直に掘られてよがり狂うドラゴブレイズが羨ましいとさえ思ってしまっていた。
バチュンッ♡ バチュンッ♡ バチュンッ♡ と力強く腰を打ち付けられながら、ドラゴブレイズは声にならない声を上げる。
こうして戦闘員“プレイ”を続けていく内に、二人は着実にコラプトボアとの雄としての格差をその身体に、心に刻み込まれ続けた。
それにより残っていた抵抗心も徐々に消え、心からコラプトボアに屈していくのだった。
*****
「グロウムタイガー、準備はできたか?」
「すまん、今終わった。これ以上コラプトボア様をお待たせするわけにはいかんからな♡ 急ぐぞ」
「うむ、ヴィランが増えるとコラプトボア様へのご奉仕に支障が出てしまうのは困ったもんじゃやい♡」
二人が戦闘員へと堕ちてから数ヶ月。すっかり戦闘員としての仕草が染み込んだ二人は、人前で無ければ完全にコラプトボアの手下として言動を行うようになっていた。
正義の象徴であるヒーロースーツに身を包みながら、悪の手先としてドタドタと急ぎ足で主の元へ駆け付ける。牢屋の鍵を開け長い通路を抜けた先にある部屋へと辿り着くと、二人は横に整列し美しい敬礼を行った。
「「イ゛ィーッ! 戦闘員二名、只今到着いたしました! コラプトボア様、なんなりとご命令をッ!」」
「今日は随分と遅かったじゃねえか」
「イ゛ィッ! 申し訳ありません! 今日はヴィランの数が多く、少々鎮圧に手間取ってしまいましたッ!」
胸を張り、声を張り上げながらドラゴブレイズが威勢良く答える。
ヒーロースーツのままコラプトボアに従う事にも抵抗はない。敬礼の所作も美しく、完全に戦闘員としての所作が身に付いてしまっていた。
「そうかそうか。そいつはご苦労♡ てめぇらがそうして働く事で競争相手が居なくなって、俺様の世界征服もしやすくなるってもんだからな♡」
「「イ゛ィーッ♡ 勿体なきお言葉ッ♡」」
「んじゃ今日は奉仕させるんじゃなく褒美をくれてやるよ♡ そのヒーロースーツのままこれを被れ」
コラプトボアが手渡したのはいつも被っていた雄豚戦闘員マスク。ドラゴブレイズとグロウムタイガーは今回の“プレイ”の趣向を理解したのか、ニヤリといやらしい笑みを浮かべると恭しく跪き雄豚戦闘員マスクを受け取った。
「それでは失礼いたします……フゴォ……ッ♡♡」
「ヌオ゛ォ……ッ♡ 雄臭え匂いが脳天に直撃するぅ……ッ♡ 」
ヒーロースーツを着たまま豚鼻マスクを被った二人は、フゴフゴと鼻を鳴らしながら下品に腰を振って快楽を貪る。
すっかり変態ホモへと堕ちた二人を見たコラプトボアは口を開く。
「お前達のヒーロー名はなんだ? 言ってみろ」
「イ゛ィーッ♡ 儂の名はドラゴブレイズッ♡ 火炎を操り三十年もの間ヴィランを討ち、市民を守り続けてきた古株のヒーローでありますッ♡」
「イ゛ィーッ♡ ワシの名はグロウムタイガー♡ 雷を操り、同じく三十年もの間ヴィランを討ち、市民を守り続けてきた古株のヒーローでありますッ♡」
横に整列した二人は再び敬礼すると、意気揚々と戦闘員としての掛け声を上げ己の名を名乗った。
「ほう……そんなヒーローが何で俺様の手下の証である戦闘員マスクを被ってんだ?♡」
コラプトボアの二つ目の問いに、ドラゴブレイズから順々に答えていく。
「イ゛ィーッ♡ それは偉大なるコラプトボア様のカリスマに、雄性の前に屈したからでありますッ♡ 歯向かってしまい誠に申し訳ありませんッ♡」
「コラプトボア様の前には三十年の経験など無力♡ 圧倒的雄性の前にワシ達は完敗いたしましたッ♡♡」
「この儂ドラゴフレイムはッ♡」
「このワシグロウムタイガーはッ♡」
「「心を入れ替え忠実な下僕、変態ホモ親父の雄豚戦闘員としてコラプトボアに誠心誠意仕えていきますッ♡」」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーは鼻息荒くそう宣誓すると、ヒーロースーツの股間部分を押し上げてできたテントからびゅびゅッ♡ と先走りを溢れさせた。
(ああ……ッ♡ コラプトボア様に屈するのが癖になってしまうぅ……♡)
(下品な雄豚戦闘員として振る舞うとちんぽに効くゥ……ッ♡)
最早ヒーローである事など背徳感を覚え興奮する為の材料でしかない。
そんな堕ちた二人の様子を見たコラプトボアは愉快そうに笑うと、再び口を開いた。
「ガハハ♡ もう一度俺様に敗北できて良かったなぁ♡ 今日はその格好のままマッサージさせてやる♡ 敗北した変態親父ヒーローだって事を自覚しながら俺様に奉仕するんだぞ?」
「「イ゛ィーッ! 直ちにッ♡」」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーは再度ビシッ! と敬礼を行うと、駆け足でコラプトボアに駆け寄り各々のマッサージを始めた。
「イ゛ィーッ! 揉み加減は如何でしょうか、コラプトボア様ッ♡」
「イ゛ィッ! 他に凝っている所などがあればなんなりとお申し付けくださいませ♡」
「ガハハ! そのままいつも通り揉んでくれりゃ問題ねぇよ」
「「イ゛ィーッ♡」」
ルールに縛られ嫌々従っていた頃とは違う。二人とも率先的に主人であるコラプトボアを癒そうと、どうすればより気持ち良くなっていただけるかを考えながらマッサージに尽力する。
こうして二人は完全な雄豚戦闘員として、徐々にその身も心も完成していくのだった。
*****
「しかし……見るに堪えんな」
地下牢獄。中の様子見る強面の熊獣人──ベアード司令は眉間に皺を寄せ、腕を組みながらそう声を漏らした。
「アンタもここに混ざりたいか?」
「丁重にお断りさせていただこう」
コラプトボアの言葉に、確かな敵意をもってベアード司令は返した。
普段はドラゴブレイズとグロウムタイガーが監視役を行うのだが、二人に外せない用事や任務がある際は、こうしてヒーロー本部の実力者が代わりに監視を担当する事になっていた。
「ヒーロー本部の司令さんはそう仰ってるが……テメェ等はどうだ? この堅物そうな司令のおっさんをどうしたい? 素直に言えたら射精許可をやるよ♡」
ベアード司令に見るに堪えないと評された──頭の後ろに手を組みガニ股で変態腰振りを繰り返す戦闘員達に、コラプトボアが声を掛ける。
そしてその中には、偽りの記録でこの“プレイ”に参加しているドラゴブレイズとグロウムタイガーの姿もあった。
「ほッ♡ ほッ♡ ……イ゛ィーッ♡♡ コラプトボア様の異能力でみっちり教育していただき、我等と同じ変態ホモ戦闘員に堕としていただきたいでありますッ♡♡」
雄豚戦闘員タイツに身を包み、豚鼻マスクを被った壮年の龍人──ドラゴブレイズがちんぽをブルンブルンと間抜けに揺らしながらそう答える。
彼等は司令とは同期で、かつて平和な世界を築くと誓い合った仲だ。
しかし、肥満化し豚鼻マスクと黒タイツで覆われた龍人がまさかドラゴブレイズ本人だとは思いもしないのだろう。ベアード司令は全く気づかない様子で、ドラゴブレイズの変態的な言動に眉をしかめた。
「ふほッ♡ お゛ッ♡ イ゛ィーッ♡♡ 全身黒タイツに豚鼻マスクを被せた堅物な司令の口に舌をねじ込み濃厚ねっとりべろちゅー♡ 変態ホモ同士で唾液を交換しちんぽをスリスリ擦り合わせたいでありますッ♡」
豚鼻マスクから唯一覗く口元からは普段の知性は一切感じさせない。下品に舌を垂らしながら、グロウムタイガーはそう答えた。
微かに口元には面影がある。しかし、無様に変態腰振りして黒タイツに覆われたちんぽとデカ玉を揺らす壮年の虎獣人がグロウムタイガーだなどと微塵も思う事はないのだろう。こちらもベアード司令が気づく様子はない。
「相手はヒーロー本部の頭だ、相当強敵だろうが……俺の命令に従えば奴を捕らえるために全力を尽くせるか?」
「「イ゛ィーッ♡ コラプトボア様のご命令とあれば、直ちにあの男をひっ捕らえコラプトボア様に献上してみせますッ♡」」
二人は心の底からそう叫んだ。かつての仲間に目の前で裏切ると宣言されているとは露知らず、司令はただ悪趣味だとため息を吐くのだった。
「ぐふ♡ そうかそうか……♡」
射精を封じられ、必死に変態腰振りを続けるドラゴブレイズ、グロウムタイガーを含む戦闘員達を見ながらコラプトボアはほくそ笑む。
結局今日は一度も射精許可は下されないまま、ベアード司令の監視と戦闘員達の“プレイ”は終了するのだった。
*****
ベアード司令が去った後、コラプトボアは残った戦闘員を整列させていた。
皆射精を封じられムラムラしながらちんぽを扱きたいと思っているのだろう。先走りをダラダラと垂らしながらちんぽをヒクつかせているが、全員がコラプトボアの手下として従順に気を付けを行いオナニーを我慢している。勿論その中には戦闘員タイツに身を包んだドラゴブレイズとグロウムタイガーの姿もあった。
「今日もご苦労。射精も我慢できて偉いじゃねえか♡ 特に8番と9番、ヒーロー活動してる時も律儀に守ってるみてえだな♡」
「「イ゛ィーッ♡♡ 最近は常にムラムラちんぽも半勃ちッ♡ ですがコラプトボア様のご命令に従う為、命令以外ではオナニーを行う事も我慢しておりますッ♡♡」」
ドラゴブレイズとグロウムタイガーが敬礼しながらコラプトボアの言葉に答える。フーッ♡ フーッ♡ と鼻息を荒くしている様を見ていると、常にムラムラしているというのは嘘ではなくかなり限界が近づいているようだ。
「どうしてテメェらを射精させてないかわかるか?」
コラプトボアの問いに一瞬の間が生まれたが、すぐさまグロウムタイガーは胸を張り答えた。
「イ゛ィーッ♡♡ 我ら変態マゾの戦闘員をムラムラさせる事で思考力を低下させ、コラプトボア様の管理しやすいより従順な下僕へと堕とす為でございますッ♡」
「よく分かってるじゃねえか♡ じゃあ俺様がどうしたいかわかるよな?♡」
「……ッ♡ イ゛ィーッ♡ 我々戦闘員ですら躊躇を覚えるようなご命令を下されるものと拝察いたしますッ♡」
「ですが何の依存もございませんッ♡ なんなりとご命令を♡ コラプトボア様ッ♡♡」
グロウムタイガーに続きドラゴブレイズが声を上げて答える。コラプトボアの考える事は薄らと二人のベテランヒーローにはわかっていた。しかし、グロウムタイガーが自分で言ったように、思考力が低下し今すぐ射精をしたい二人は従順な戦闘員として指示を待つことしか出来ない。
そしてとうとうその考えがコラプトボアの口から放たれた。
「ガッハッハ! 物分かりが良くて助かるぜ。俺をこの部屋から解放しろ。それからベアード司令を無防備な状態で俺様の前に連れてこい♡ 奴をテメェら変態ホモの戦闘員の仲間にする為にな♡」
今度こそ牢獄内に沈黙が訪れた。それも当然だ。コラプトボアが命じているのはカウンセリングを名目にした“プレイ”の枠からはみ出たただの裏切りだからだ。
「……ッ♡♡ イ゛ィーッ♡ し、しかしそれは……ッ♡♡」
流石のグロウムタイガーも言葉に詰まる。しかし、とんでもない命令を下すコロプトボアに対しても未だ敬礼し忠誠を示したままだ。
目の前の男はヒーロー本部への反逆の狼煙を上げようとしている。ヒーローである二人は、今すぐコラプトボアを取り押さえてその野心を止め、カウンセリングが続行不可である事をベアード司令に報告しなければならない。しかし。
(イ゛ィ……ッ♡ いかん、そんな事を考えては……ッ♡♡)
(しかし、惹かれてしまう……ッ♡ コラプトボア様のご命令に従いたいと思ってしまうぅ……ッ♡♡)
二人のベテランヒーローは、コラプトボアに従順に従いヒーロー本部を裏切る背徳感に、あの堅物なベアード司令が自分達と同じ変態ホモの戦闘員へと堕ちる姿を想像し、ちんぽをビンビンにおっ勃ててしまっていた。
「んん゛〜?♡ 俺様の命令が聞けねえのか?♡」
「ぬオ゛ぉっ♡」
「ぐイ゛ィ……っ♡」
コラプトボアは立ち上がると、二人の間に入り耳元で囁いた。逞しい両腕は二人の股座に伸び、お預けをくらい続けた黒タイツ勃起ちんぽをシコシコと扱き上げている。
久々に与えられる──敬愛する主による直接的な刺激に、二人の思考は快楽に染まっていく
「テメェらは何モンだ?♡ そして、テメェらの主人は誰だ? 言ってみろ♡」
再びコラプトボアが二人の耳元で囁いた。
強者としての雄。その真珠入りちんぽで何度もわからされ、その度に聞かされ続けた地の底から響くような低い声色に二人は逆らう事ができない。
カウンセリングが目的の“プレイ”のはずだった。あくまで二人はベテランのヒーローであり、正義の味方であり、人々に平和をもたらし、心の底から安心を与える象徴のはずだった。しかし。
「……イ゛ィーッ♡♡ 我らはヒーローッ♡ し、しかしそれは表向きの仮の姿であり、真の姿はコラプトボア様率いる組織に属する戦闘員であります……ッ♡♡」
「我々戦闘員の主人、それはコラプトボア様ただ一人でありますッ♡♡ な、なんなりとご命令をぉッ♡ コラプトボア様……ッ♡」
二人の壮年のヒーローが放ったのは、ヴィランの手先である姿が真の姿だという裏切りの言葉だった。
堕落しきり、自らの下僕へと完全に堕ちた二人のヒーローを見て、コラプトボアは邪悪な笑みを浮かべた。
「そうだ♡ それでいい♡ なら命令通り動いてくれるな?」
コラプトボアはそう言うと、二人のちんぽから手を離した。それは命令通り働かなければ、これ以上快楽は与えないという事。
射精を求めて跳ねるちんぽの感覚に。二人を射抜く主の視線に、二人は。
「イ゛ィーッ♡♡」
二人は牢獄の出入口である扉へと駆け出すと、いそいそと鍵を取り出し解錠した。
そして、左右に別れると互いに向き合い、コラプトボアへ道を作るかのように敬礼するのだった。
「……ガッハッハ♡ それで良い♡」
コラプトボアは愉快そうに笑うと我が物顔で二人の間を通り過ぎた。
それはヒーロー本部陥落の始まりの瞬間──愛しの主人が牢屋から脱する姿を見て、股座で反り勃って敬礼する二人のちんぽも喜びの先走りを放つのだった。
*****
「相談したい事がある?」
「うむ♡ その通りじゃ♡」
ベアード司令がドラゴブレイズ達に呼び出されたのは、その日の仕事を終えた直後の事であった。
時刻は夜。日付も変わろうとしている時間。仕事漬けで疲れも溜まっていたベアード司令は、特に疑う事も無く二人に連れられてドラゴブレイズの部屋を目指していた。
「しかし、司令室でもできない話というのは何なのだ」
「少し見てもらいたい物があってな♡ 儂の部屋に実物が置いてあるから、アソコでは話せないんじゃよ♡」
「ふむ……そうか。……ぬおッ!? お、おい、グロウムタイガー! 何処を触っている!」
顎に手を当て考え込むようにしていたベアード司令は、突然目を見開くとグロウムタイガーに怒鳴りつけた。グロウムタイガーが明らかに下心の入ったいやらしい手付きでベアード司令の尻を撫でてきたのだ。
「すまんすまん、わざとでは無いんだが触れてしまったようだ♡」
「……勘弁してくれ。まさか奴らに変な影響を受けているのではあるまいな?」
奴らとはコラプトボア含む戦闘員達の事を指しているのだろう。まさにその通りであったのだが、グロウムタイガーは「まさか、そんな事はあるはずがないだろう♡」と答えた。
(……考えすぎなら良いのだが……。しかしどうにも会話をする時の距離が近い)
ドラゴブレイズは親しみやすい性格をしているが、こんな風にわざとらしく肩を抱き顔を寄せてくるような事はしなかった。グロウムタイガーも腕が密着するような距離で歩いており、その大きな身体から発される熱がベアード司令のワイシャツ越しに伝わってくる。
そして、揺れ動く二人の尻尾が、どうにもわざとらしくベアード司令の尻尾を掠めているような気がしてならないのだ。
「おお、着いたな♡」
そんな事を考えていると、ドラゴブレイズの部屋に入った。
中は電気が点いておらず暗くなっており、ドラゴブレイズ、ベアード司令が中に入るとグロウムタイガーが扉を閉め鍵を掛けた。
ベアード司令の中にあった嫌な予感が大きくなっていく。そして、その予感が的中するかのように、ここにいてはいけないはずの者の声がベアード司令の耳に届いた。
「ようこそ、ベアード司令♡」
「……ッ!!」
その夜、カウンセリングが必要な獣人があくまでも一般市民という名目でひっそりと名簿に追加されるのだった。
*****
一ヶ月後。ヒーロー本部科学班を纏める重鎮、バーニーズマウンテンドッグ獣人のバーニーズ博士は地下牢獄へと続く通路を疲れた様子で歩いていた。
彼が歩を進める度、肉厚な身体のシルエットを浮き上がらせた白衣がヒラヒラと揺れる。疲れの原因は直近の仕事量の増加──そしてその原因の一つであるコラプトボア達の監視を行わなければいけないからだ。
(しかし、ここまで人手が足りないとはのう……。コラプトボアの脅威を考えれば監視を新人に任せられないのはわかるんじゃが……ドラゴブレイズもグロウムタイガーも、ベアード司令も席を外しているとは)
はあ、と溜息を吐きながら通路に設置された扉を開く。すると、中では三人の雄豚戦闘員がバーニーズ博士を出迎えた。
「「「イ゛ィーッ!」」」
左から順番に、龍人、熊獣人、虎獣人の雄豚戦闘員が整列しながら敬礼し、声を揃えて雄豚戦闘員の掛け声を上げる。低い声色の間抜けな掛け声が三人分重なる様は何ともむさ苦しく聞き苦しいもので、バーニーズ博士の柔和な表情を少し歪ませた。
「待っていたぞバーニーズ博士!」
正面に立っていた熊獣人の雄豚戦闘員が、腰に手を当て勃起ちんぽをアピールしながら声を張り上げた。
「そりゃどうも……」
バーニーズ博士は疲れたように雄豚戦闘員に返事をする。
(しかし、いざ目の前で見ると何とも奇っ怪な格好じゃのう……)
そして、雄豚戦闘員の格好に改めて抵抗感を示した。
よく見れば他の虎獣人と龍人の雄豚戦闘員は敬礼を止め、スケベな笑みを浮かべながら熊獣人の雄豚戦闘員と胸や腹、尻を撫で回している。
熊獣人の雄豚戦闘員は満更でもないのか「イ゛ッ♡ お゛ぉ……ッ♡」などと低い声を漏らしながら黒タイツに覆われた股座のちんぽをヒクつかせていた。
「んお゛……ッ♡ さ、さあ、さっさとついてこいッ♡ あまりコラプトボア様を待たせるなッ♡♡」
真面目な性格なのか、喘ぎ混じりになりながらもバーニーズ博士を案内し通路の先へと進んでいく。残った二人の虎獣人と龍人の雄豚戦闘員も、ニヤニヤと下品な笑みを浮かべながら熊獣人の雄豚戦闘員の後を追った。
*****
「イ゛ィーッ! コラプトボア様! 監視役のバーニーズ博士を連れて参りましたッ!!」
「「イ゛ィーッ!!」」
熊獣人の雄豚戦闘員が牢屋に入ると、すぐさま美しい敬礼を行いコラプトボアに報告した。残りの二人の戦闘員も、後ろで整列し戦闘員の掛け声を上げながら敬礼する。
「よく来たなバーニーズ。お前がコレを見るのは初めてか?」
コレ、というのはカウンセリングを名目にした戦闘員プレイの事を指すのだろう。
コラプトボアがバーニーズ博士に問うと同時に立ち上がった。そして、紫色のタイツに覆われた足を動かしながら熊獣人の雄豚戦闘員に近寄っていく。
「実際に行われているのを肉眼で見るのは初めてじゃな」
コラプトボアはそれだけ聞ければ満足なのか「そうかそうか♡」とだけ言うとその視線を熊獣人の雄豚戦闘員へと移した。熊獣人の雄豚戦闘員は敬礼を維持しながらも、主人が間近に接近している事に緊張している様子だ。
「なら10番、お前がどんな野郎で、どんな風に俺様に屈したのか……間抜けに変態腰振りしながらバーニーズ博士に聞かせてやれ♡」
「……イ゛ィーッ♡♡」
コラプトボアが熊獣人の雄豚戦闘員の耳元で囁くと、熊獣人の雄豚戦闘員はゾクゾクと背筋を震わせながら甘い吐息を漏らした。
そして、両手を頭の後ろに組むと、大きく腰を落とし、両足を開いてガニ股になる。自重を支えるためにむっちりと膨らむ太ももを震わせながら、そのデカ尻と共に腰を前後に動かし始めた。
「……ッ♡♡ イ゛ィッ♡ わ、私はこのヒーロー本部のようにッ♡ ほっ♡ 正義の為、市民の為に尽くす職に就いておりましたッ♡」
コラプトボアが熊獣人の後ろに回り込むと、グローブを嵌めた手を伸ばしその尻を撫でる。それだけで熊獣人らフゴフゴと鼻息が荒くなり、上擦ったような声に変わる。
「不埒な事が嫌いな頭の硬い男でありましたッ♡ ほっ♡ コラプトボア様と対峙するまではッ♡ ほッ♡ 愚かにもコラプトボア様を下品で低俗な男だと思っておりましたァッ♡ し、しかしイ゛ッ♡♡」
コラプトボアの鼻息を真横で感じながら、感極まったかのように熊獣人は声を張り上げる。
「見事コラプトボア様の異能力にッ♡ 先輩方である雄豚戦闘員の性技に屈し、こうしてゼンタイ大好きの変態ホモ親父戦闘員へお変えていただきましたッ♡♡ ほっ♡ 命令されれば変態腰振りッ♡ カウンセリング外でも常にムラムラッ♡ 今では黒ゼンタイを着ながら太った雄同士でまぐわう事しか考えられない変態親父でありますぅッ♡ ほッ♡ ふほッ♡ 私を雄豚戦闘員へと変えていただきありがとうございますッ♡ イ゛ィーッ♡♡」
ビュピュッ♡ ピュッ♡ と腰振りを続ける熊獣人のちんぽから先走りが噴き出る。
「テメェも雄豚戦闘員としての仕草がすっかり染み付いたじゃねえか♡」
コラプトボアが支配者の目付きで熊獣人を横目で見つめながら、その分厚い舌を伸ばして頬を舐める。
「はいぃ……♡ コラプトボア様のカリスマの♡ 躾の賜物でございますぅ……♡♡」
頬を這う愛しい主人の舌の感触に、耳元で囁かれる低音ボイスに、熊獣人は再び先走りを放ちながら声を震わせて答えた。
「さて、テメェ等も待ちくたびれただろ♡ 初顔のバーニーズ博士が見てるんでな、今日は好きにしていい♡ テメェ等の好きな手段で俺様を楽しませろ♡」
「「「イ゛ィーッ!!」」」
コラプトボアが命じると、龍人と虎獣人も含む、全ての雄豚戦闘員が敬礼して答えた。
一部の雄豚戦闘員達はコラプトボアの近くに駆け寄り、肩や足を揉む直接の奉仕を始める。その中には龍人の雄豚戦闘員も混じっており、フゴフゴと鼻息を荒らげながら跪き、コラプトボアの紫タイツに覆われた足を愛おしそうに揉みほぐしていた。
残りの雄豚戦闘員は各自で絡み合ったり、中にはストリップを始める者もいた。熊獣人と虎獣人は互いに手を繋ぎ、コラプトボア──そしてバーニーズ博士に見せつけるようにディープキスを始めるのだった。
「しかし10番よ♡ ちゅッ♡ れろッ♡ ぷは……ッ♡ 浮ついた事が嫌いだというのが嘘のように好き者だな♡ 一度べろちゅーを始めると……んちゅッ♡ ぢゅううッ♡ こうしてキスをせがんできて止まらんではないか♡」
分厚い舌を伸ばしながら、虎獣人の雄豚戦闘員が熊獣人を責める。
「ちゅッ♡ フゴッ♡ んはッ♡ そうだッ♡ 私はすっかり肥えた雄同士でべろちゅーするのが好きな変態ホモになってしまったのだッ♡ ふごォッ♡ お前とのべろちゅーたまらんッ♡ もっとくれッ♡ ちゅッ♡ もっとスリスリさせてくれぇッ♡ ちゅ♡ ぢゅッ♡ フゴ……ッ♡」
熱烈に分厚い舌同士を絡ませ合いながら、熊獣人は四肢を必死に伸ばして虎獣人に抱きつく。スリスリと足を絡ませて動かし、ちんぽを擦り合わせ全身で快楽を享受しようとしていた。
そんな熊獣人と比べ、虎獣人は多少余裕があるのか、流し目でバーニーズ博士を見つめる。そして、舌で熊獣人の口内を蹂躙し一度空イキさせると、舌を抜き出しこう言うのだった。
「どうだバーニーズ博士♡ ヒーロー本部なぞで身を粉にするより、こうして雄豚戦闘員となった方が気持ち良いぞ?♡」
「ぬお゛ォ……ッ♡」
黒タイツに浮き上がった熊獣人の乳首を摘むと、熊獣人はおほ顔で情けない声を上げながら身を捩らせる。
グローブを嵌めた太い指先で熊獣人への愛撫を続けながら、虎獣人は言葉を続ける。
「お前もワシ達のように、コラプトボア様に忠誠を誓い雄豚戦闘員になろうではないか♡」
「……丁重にお断りさせていただこう」
虎獣人の問いにバーニーズ博士は、虎獣人──そして熊獣人にとって聞き覚えのある断り文句で答えた。
しかし彼は同じ台詞でコラプトボアの誘いを断ったヒーロー本部の重鎮が、既にコラプトボアの手に堕ちている事を知らない。
(ぐふ♡ 次に堕とすとすればバーニーズ博士だな……ベアード♡)
虎獣人の雄豚戦闘員──グロウムタイガーは、おほ顔で放心する熊獣人の雄豚戦闘員──ベアード司令の耳元でそう囁いた。
ヒーロー本部の仲間を裏切ろうとする打診するグロウムタイガーに対して、ベアード司令は。
「……イ゛ィー……ッ♡♡」
雄豚戦闘員の掛け声でもって肯定の意を示すのだった。
こうしてヒーロー本部は、その上層部から徐々にコラプトボアの手に堕ちていく。ヒーロー本部のヒーロー、職員全員がゼンタイ雄好きの変態に──コラプトボアの手下、雄豚戦闘員へと堕ちる日はそう遠くないだろう。
終
